ネタりか

　日本相撲協会の貴乃花親方（３７）＝元横綱＝が６月上旬、新弟子の勧誘に来た愛媛県での地元暴力団関係者と会っていたと１６日、共同通信が報じた。野球賭博問題で暴力団との“黒い関係”がクローズアップされている中、角界に衝撃が走った。

　［フォト］　今は親方に…元イケメン力士のツーショット

　貴乃花親方は、今年１月にも、暴力団との交際が報じられたことがある。２００８年８月に神戸市内のイベントで、暴力団幹部と一緒に写った写真が写真週刊誌に掲載された。その際、貴乃花親方は「長年の後援者で後援会員でもある方にお誘いをいただき、ごく短時間立ち寄った」と話し、親密な関係は否定している。

　野球賭博に関与したとして解雇された元大関琴光喜、元大嶽親方、平年寄に１０年間据え置きとなった阿武松親方ら“貴乃花派”が処分された。貴乃花親方は琴光喜の処分軽減を主張し、退職願を提出したが受理されなかった。

　角界と暴力団との関わりは、しばしば表面化している。１９７１年には大関大麒麟が、服役中の暴力団員と面会したことが発覚し文部省が厳重注意。８２年には、横綱千代の富士の結婚式に、師匠の九重親方（元横綱北の富士）と交際のある暴力団員が出席し、九重親方が降格された。

　刑事事件になった例も多い。６５年には、元大関若羽黒が米国巡業の際に購入した拳銃数丁を日本に持ち込み、暴力団関係者に渡したとして逮捕された。７３年には暴力団幹部らとマージャン賭博をした疑いで幕内龍虎が書類送検され、二所ノ関親方（元関脇金剛）も９５年、現行犯逮捕された。

　今年５月には、名古屋場所で指定暴力団山口組弘道会幹部に観戦券を手配した木瀬親方が２階級降格となり、部屋は事実上の閉鎖となった。（肩書、組織名は当時）

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