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セメンヤ 上々の再出発も性別疑惑再燃の可能性

 昨年8月に陸上の世界選手権(ベルリン)女子800メートルで圧勝しながら、性別疑惑で競技会から遠ざかっていたキャスター・セメンヤ(南アフリカ)が15日、フィンランドでの国際競技会で約11カ月ぶりにレースに復帰した。格下の選手を寄せ付けず、上々の再スタートを切ったが、周囲の疑問の声は消えていない。

 「走りには満足している。11カ月も休んだ後に2分4秒台を出すのは簡単ではない」。19歳の女王は笑みを浮かべた。2分4秒22は世界選手権の優勝タイムより9秒近く遅かったが、待ち望んだ国際陸連の「ゴーサイン」が出たのはわずか9日前。カメラが一挙手一投足を追う緊張感の中での勝利に、セメ・コーチは「完ぺきだ」と、10月の英連邦大会(インド)へ手応えを口にした。

 昨年に比べ、上半身の筋肉はやや落ちた印象だった。一部メディアは「医学的治療を受けた」と報じたが、マネジャーのハルカネン氏は「その手の憶測には一切答えない」と雑音を排除した。それでも、レースで同走したある選手は「もしことし世界選手権があれば、彼女の復帰に疑問に持つ選手が出たかもしれない」と話した。

 国際陸連は復帰を認めた経緯や医学的検査の結果を一切公表しない方針だ。プライバシーにかかわるデリケートな問題だが、再び好記録を出せば議論が再燃する可能性も残っている。 (共同)

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