茨城県警は、窃盗などの容疑で逮捕したペルー人の男性について「誤認逮捕だった」と発表し、謝罪しました。

 茨城県警などによると、去年9月、茨城県阿見町の飲食店に何者かが侵入し、現金約2000円が入ったレジが盗まれました。レジの部品からペルー人のイチノセ・メンドサ・アキラ・イスマエルさんの指紋が検出されたことなどから、今年1月にイチノセさんは窃盗などの疑いで逮捕されました。イチノセさんは「茨城に来たこともない」と否認し、その後、奪われたレジを製造した神奈川県の会社で働いていたことも分かりました。水戸地検は2月、嫌疑不十分でイチノセさんを不起訴処分としました。その後、千葉県で窃盗容疑で逮捕された別の男が阿見町の事件への関与を認め、被害に遭ったレジも見つかりました。15日、横浜市で会見したイチノセさんは「本当の犯人を捕まえてくれたことに感謝したい。20日も捕まっていた事実もあるので、なんと言って良いか分からない」としています。茨城県警は「再発防止に努める」としています。

ページトップへ戻る