誤ったDNA型のデータをもとに事件に関係のない男性に逮捕状が出された窃盗事件で、神奈川県警は捜査をやり直し、49歳の無職の男を逮捕しました。
去年11月に横浜市旭区で起きた置き引き事件で、神奈川県警は現場の遺留物から検出されたDNA型と警察庁のデータベース上で一致した30代の男性に対して逮捕状を取っていました。その後、データベースに誤りがあったことが判明したため、神奈川県警は男性に謝罪したうえで、事件の捜査を進め、データベースの誤りの原因についても調べていました。その結果、科学捜査研究所でDNA型のデータを取り違えていたことが分かったため、改めて正しいデータをもとに捜査をやり直し、15日に無職の男を窃盗の疑いで逮捕しました。逮捕を受けて、会見した神奈川県警は「適正捜査の徹底をしていく」とコメントしています。