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【プロ野球】

三浦 3連続KO 2軍落ち

2010年7月16日 紙面から

横浜−広島 4回を終え6失点、渋い表情でベンチへ戻る横浜・三浦=横浜スタジアムで

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◆広島12−6横浜

 チームを支え続けた36歳のエースが正念場を迎えた。横浜の三浦は4イニング6失点KOで自身5連敗。5月21日の日本ハム戦(札幌ドーム)で3勝目を挙げて以来7試合連続勝ち星なしで、2軍落ちが決まった。

 1点を先制してもらった直後、倉に逆転3ランを被弾。4回には今年4月に5年ぶりに本塁打を放つまで2393打席連続本塁打がなかった東出にセンターオーバーの2点二塁打を浴びた。2回に石井琢の打球を左手首付近に受ける不運もあったが、球威とキレの不足は明らかだった。

 「自分は先のことを考えている立場ではない」と話し、背水の覚悟で臨んだマウンドも3試合連続で5回持たずに降板となった。7敗目を喫した三浦は「ピッチングになっていなかった。球自体は悪くなかったが、心の部分が良くなかった。(2軍降格は)もっと前でもおかしくなかった」と淡々と話した。

 尾花監督は「気合は入っていたが、コントロールもキレも本来の姿じゃない」と指摘。「下で成績を残している若手にチャンスを与えないといけない」と話した。ハマスタを後にする際には「ここまで打たれることはなかった。乗り越えなきゃいけない山。ゆっくりするつもりはない」と気丈に振る舞った三浦。36歳に野球人生の岐路が訪れた。 (臼杵秀之)

 

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