殺傷能力のある改造拳銃を自宅で所持した罪に問われた福岡県警の元警部補に対し、検察側は懲役5年を求刑しました。
福岡県警の元警部補・岡田好典被告(46)は、改造した拳銃12丁を福岡県宗像市の自宅で不法に所持した罪で起訴されました。裁判には県警捜査一課の当時の上司が出廷し、「被告は5回ほど仕事で表彰されたことがあり、勤務態度は一生懸命だった」などと証言しました。検察側は「市民の規範となるべき警察官への信頼を著しく失墜させた」と厳しく指摘し、被告に対して懲役5年を求刑しました。一方、弁護側は、被告に前科がないことなどから執行猶予付きの判決を求めました。最後に岡田被告は、「私の軽はずみな行動で皆様に迷惑をかけ、申し訳ないと思います」と謝罪しました。判決は来月27日に言い渡されます。