東京の多摩川で男子高校生2人がおぼれて死亡した事故で、警視庁は、2人を川に落として死なせたとして同級生の男女2人を家裁送致しました。

 去年7月、東京・大田区の多摩川で、同級生と遊びにきていた私立高校1年の村澤卓也さん(当時16)と内山雅大さん(当時16)がおぼれて死亡しました。当初は水遊び中の事故とみられていましたが、その後、2人が別の生徒に背中を押されて川に落ちる様子を同級生が携帯電話で撮影していたことが分かりました。
 亡くなった村澤さんの父親:「『俺、泳げないんだよ、死んじゃったらどうするの』というのが最後の言葉だったって。断ったのにどうして(川に)入る形になってしまったのか」
 警視庁は、おぼれるかもしれないと知りながら背中を押したなどとして、同級生の男女2人を過失致死の非行内容で家裁送致しました。警視庁の調べに対し、2人は「あんなことになるとは思わなかった」と話しているということです。

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