NHK福岡のニュース 福岡放送局
飲酒運転事故の遺族が講演
11年前、飲酒運転の事故の被害にあい、大学生だった娘を亡くした男性が、福岡市の高校で残された遺族の思いを話し、飲酒運転の撲滅を訴えました。
講演したのは、糸島市の農業、大庭茂彌さん(63)です。
大庭さんの次女の三弥子さんは、11年前、大学三年生の時に友人たちと遊園地に行って車で帰る途中、センターラインをはみ出してきた飲酒運転の車に衝突され、亡くなりました。
講演の中で大庭さんは、「酒を飲んで運転すれば飲酒運転になることがわかっているのに、なぜそんなことをするのか。遺族として残念でならない」と述べました。
そして、「この体験を語るのはつらいことだが、娘の死をむだにせず、同じような遺族をつくらないために、活動を続けています」と飲酒運転撲滅への思いを語りました。
男子生徒の1人は、「娘を亡くした大庭さんの思いが伝わりました。飲酒運転は絶対にしてはいけないと思いました」と話していました。福岡県警察本部によりますと、ことしに入って5月末までに福岡県内で起きた飲酒運転の事故は167件で全国で最も多く、去年の同じ時期と比べて51件も増えているということで警察では取り締まりを強化することにしています。
07月15日 19時02分
福岡のニュース
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