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【社会】

ニホン画廊元従業員を逮捕 客から330万円詐欺容疑

2010年7月15日 13時58分

 名古屋地検特捜部は15日、ローンで絵画を購入した顧客から現金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで、絵画販売会社「ニホン画廊」(名古屋市中区)の元従業員片岡仁一(よしくに)容疑者(35)を逮捕し、関係先の捜索を始めた。

 特捜部によると、片岡容疑者は「借金の返済のためにやった」と容疑を認めている。

 逮捕容疑では、2006年4月30日ころ、顧客に「ローン残高分の210万円を会社に入れてくれれば、6月20日に45万円を上乗せして返す」と虚偽の話を持ちかけ、210万円をだまし取ったとされる。

 さらに、08年3〜4月、別の顧客に「ニホン画廊の経費でローン100万円ぐらいを一括返済する。ローンの残額を預けてくれれば、後日、同額をそのまま返済する」などと持ちかけ、2回にわたり計122万2000円をだまし取った疑いが持たれている。

 ニホン画廊は07年8月、販売目的を告げない不当な勧誘で次々に高額な絵の購入契約をさせたとして、愛知県から3カ月の業務停止命令を受けた。

 その後も同社の複数の社員が絵画の架空のローン契約を顧客名義で結んだりしていた疑いがあり、電話相談窓口を開いた被害者弁護団は被害は4000万円を超えるとみている。

(中日新聞)

 

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