2010年5月18日 20時3分
現住建造物等放火未遂罪に問われた男性被告(44)の裁判員裁判が18日、長野地裁松本支部であり、弁護士が遅刻したため、3日間の予定だった公判が4日間に延長された。
遅刻した北原慎司弁護士(51)は「午前5時ごろ、頭痛と立ちくらみで動けなくなった。38度以上の高熱もあった」と説明。裁判員らにも謝罪したという。
地裁によると、裁判はこの日が初公判。午前9時半からの選任手続きのため裁判員候補者36人が集まったが、北原弁護士から遅刻の連絡があり、開始を午後1時からに遅らせた。公判が21日まで延びたため、候補者のうち5人ほどが「21日は出席できない」と辞退を申し立てたという。初公判の開廷も約2時間遅れた。
北原弁護士は長野県松本市にある同支部から、車で約2時間の飯田市内に住んでいる。【大平明日香】