2010年5月18日 11時48分 更新:5月18日 11時56分
朝日新聞阪神支局襲撃事件(87年5月)などを巡り「自分が実行犯」と名乗って週刊新潮に手記を寄せた島村征憲さん(66)が4月、北海道富良野市で白骨遺体で見つかっていたことが18日、道警の調べで分かった。道警は自殺の可能性が高いとみている。
島村さんは襲撃事件を自分が実行したとする内容の手記を昨年1~2月、同誌に4回にわたって連載。その後、同誌は誤報と認めた。
遺体は4月13日、富良野市内の資材置き場で見つかった。島村さんは1月、北海道旭川市内のホテルで手首などを切った状態で見つかり、市内の病院に入院中に行方が分からなくなった。ホテルには「お父さんはもうだめだ」などと家族に向けたとみられる書き置きがあった。【吉井理記】