2010.07/15(Thu)
笑顔が切ない。。。
今年の3月に九州地方の宗像市より、レスキューした32頭の内8頭はフィラリア陽性でした。
初期検査を経て、詳しく検査を行った結果、シェルティの「ひゅうが」は重度のフィラリアでした。
投薬治療と平行に、フィラリアの成虫除去の手術を検討し、獣医師とも相談致しました。
透視機器を使用しながらのオペですので、いつもお世話になっております病院では手術が行えず、大学病院や色々な病院で見解を受けました。
どの病院でもオペは無理だと言う事。
3〜5歳くらいであれば、ほぼ大丈夫と思えるが、10歳の高齢ではオペの最中に亡くなる可能性が非常に高いと言われました。
オペを行う前の検査の段階で、すでに無理かも知れない・・・と。
とにかく、今は安静に見守ってあげるのが一番では無いかと、獣医師も口を揃えておっしゃいました。
でも・・・目の前で、ひゅうがはいつものように手を差し伸べると、鼻でツンツンしてしっぽをブンブン振るんです。。。
余命は、一日かも知れない。。。一週間かも知れない。。。
半月かも知れない。。。
血管が詰まってしまえば終わりだと。。。
レスキュー時、ずっと一緒に居たと言う、女の子のシェルティー「かえで」ちゃんも残念な事に、フィラリアに感染しておりました。
共に10歳・11歳と言う高齢であります。
レスキュー時は、2頭ともガリガリに痩せ、立っているのも少しの時間で、すぐに横になってしまっていました。
かえでも、一時は生死をさ迷いましたが、現在は立派な体形になり元気に遊んでいます。
しかし・・・ひゅうがが、昨日から腹水が溜りだし見る見る間に、お腹が大きくなって行きました。
ひゅうがは、一生懸命戦っています。
生きる為に。
死にたくなんかない。
今、私達はひゅうがに何をしてあげれるのだろう。
今、ひゅうがは、やっと楽しい毎日を送れるようになって来たばかりなんです。
シェルティは特に神経質で、シェルターに慣れるまでに時間が掛かりました。
緊張からクルクルクルクルまわっていたひゅうがでした。
でも、今は回る事も全く無くなりました。
犬舎から出して、「おいで」と、言うといつもの運動場に自分で出て行くようになったのです。
10年間、繁殖場でお金儲けだけの為に、扱われていました。
雪の降る地方でしたが、トタンの板だけの壁で、寒さに震え、暑さに耐えて暮らした10年だったのでしょう。
私達は、ひゅうがと出会った時、老犬であっても必ず家族は迎えに来てくれるよ♪と、思っていました。
必ず里親様の元に送り出そうと思っていました。
でも・・・もう、ひゅうがには時間がありません。
腹水で、内臓が圧迫されて来ているようで、吐くようになり少量ずつを数回に分けてあげています。
午後7時、犬舎に行くと、静かです。
みんな、ぐっすり眠っています。
ひゅうがだけが、起きていました。
少しだけ、ひゅうがの前で座っていると、笑っているんですよ。
ごはんかな?と思ったのでしょうか?
いつもは、かえでと同室ですが午後はしんどかったのか?かえでが遊びを誘うと、ちょっと唸りました。
で、ゆっくり眠れるように一人の部屋になったのです。
言葉が話せるなら・・・と、いつも思ってしまいます。
今、ひゅうがは何が一番したいのだろう?
今、どこが苦しい?
今、気分はどう?
そんな事を思いながら、私はただひゅうがの顔を撫でてあげる事しか出来ませんでした。
手遅れという現実を突き付けられ、ただ何も出来ずに何の罪もない子が苦しんでいる。
飼い主が唯一愛犬を守れる病気は、フィラリアだけです。
投薬さえきちんとやっていれば、絶対にかかる事はないのですから!!
商売道具として使われて居た子達。
悪徳ブリーダーのほとんどは、フィラリアの予防などやっていません。
犬にお金をかけません。
ワクチンもやっていません。
そんな親犬から産まれた子供達が、ペットショップのショウウィンドウに並んでいるのです。
買う人が居るから、産まされています。
めったに行く事はありませんが、ペットショップの子犬を見ると、可愛いと思うよりこの子達のお母さんは、今どこでどんな環境で過ごしているのか?
お腹を空かせているのではないか?
のどが渇いているのではないか?と、そんな事を思ってしまいます。
まあ私達がレスキューに入った繁殖場があまりにも酷いからだったのかも知れませんが。。。
ひゅうがもレスキューからまだ4ヵ月です。
本当の犬生が開けたばかりです。
今、始まったばかりなのです。
今日は、朝からAちゃんとずっとひゅうがを見て居ました。
Aちゃんは「切なすぎるよね」と。
最後まで、何とか苦しまずに過ごして欲しい。
ただそれだけです。
明日は、ひゅうがの部屋を作ります。
全ての部屋にエアコンが無いので、困っていますが、何とか静養してもらえる場所を確保しようと思います。
フィラリアの闘病について、良いアドバイスを頂ければ幸いです。
初期検査を経て、詳しく検査を行った結果、シェルティの「ひゅうが」は重度のフィラリアでした。
投薬治療と平行に、フィラリアの成虫除去の手術を検討し、獣医師とも相談致しました。
透視機器を使用しながらのオペですので、いつもお世話になっております病院では手術が行えず、大学病院や色々な病院で見解を受けました。
どの病院でもオペは無理だと言う事。
3〜5歳くらいであれば、ほぼ大丈夫と思えるが、10歳の高齢ではオペの最中に亡くなる可能性が非常に高いと言われました。
オペを行う前の検査の段階で、すでに無理かも知れない・・・と。
とにかく、今は安静に見守ってあげるのが一番では無いかと、獣医師も口を揃えておっしゃいました。
でも・・・目の前で、ひゅうがはいつものように手を差し伸べると、鼻でツンツンしてしっぽをブンブン振るんです。。。
余命は、一日かも知れない。。。一週間かも知れない。。。
半月かも知れない。。。
血管が詰まってしまえば終わりだと。。。
レスキュー時、ずっと一緒に居たと言う、女の子のシェルティー「かえで」ちゃんも残念な事に、フィラリアに感染しておりました。
共に10歳・11歳と言う高齢であります。
レスキュー時は、2頭ともガリガリに痩せ、立っているのも少しの時間で、すぐに横になってしまっていました。
かえでも、一時は生死をさ迷いましたが、現在は立派な体形になり元気に遊んでいます。
しかし・・・ひゅうがが、昨日から腹水が溜りだし見る見る間に、お腹が大きくなって行きました。
ひゅうがは、一生懸命戦っています。
生きる為に。
死にたくなんかない。
今、私達はひゅうがに何をしてあげれるのだろう。
今、ひゅうがは、やっと楽しい毎日を送れるようになって来たばかりなんです。
シェルティは特に神経質で、シェルターに慣れるまでに時間が掛かりました。
緊張からクルクルクルクルまわっていたひゅうがでした。
でも、今は回る事も全く無くなりました。
犬舎から出して、「おいで」と、言うといつもの運動場に自分で出て行くようになったのです。
10年間、繁殖場でお金儲けだけの為に、扱われていました。
雪の降る地方でしたが、トタンの板だけの壁で、寒さに震え、暑さに耐えて暮らした10年だったのでしょう。
私達は、ひゅうがと出会った時、老犬であっても必ず家族は迎えに来てくれるよ♪と、思っていました。
必ず里親様の元に送り出そうと思っていました。
でも・・・もう、ひゅうがには時間がありません。
腹水で、内臓が圧迫されて来ているようで、吐くようになり少量ずつを数回に分けてあげています。
午後7時、犬舎に行くと、静かです。
みんな、ぐっすり眠っています。
ひゅうがだけが、起きていました。
少しだけ、ひゅうがの前で座っていると、笑っているんですよ。
ごはんかな?と思ったのでしょうか?
いつもは、かえでと同室ですが午後はしんどかったのか?かえでが遊びを誘うと、ちょっと唸りました。
で、ゆっくり眠れるように一人の部屋になったのです。
言葉が話せるなら・・・と、いつも思ってしまいます。
今、ひゅうがは何が一番したいのだろう?
今、どこが苦しい?
今、気分はどう?
そんな事を思いながら、私はただひゅうがの顔を撫でてあげる事しか出来ませんでした。
手遅れという現実を突き付けられ、ただ何も出来ずに何の罪もない子が苦しんでいる。
飼い主が唯一愛犬を守れる病気は、フィラリアだけです。
投薬さえきちんとやっていれば、絶対にかかる事はないのですから!!
商売道具として使われて居た子達。
悪徳ブリーダーのほとんどは、フィラリアの予防などやっていません。
犬にお金をかけません。
ワクチンもやっていません。
そんな親犬から産まれた子供達が、ペットショップのショウウィンドウに並んでいるのです。
買う人が居るから、産まされています。
めったに行く事はありませんが、ペットショップの子犬を見ると、可愛いと思うよりこの子達のお母さんは、今どこでどんな環境で過ごしているのか?
お腹を空かせているのではないか?
のどが渇いているのではないか?と、そんな事を思ってしまいます。
まあ私達がレスキューに入った繁殖場があまりにも酷いからだったのかも知れませんが。。。
ひゅうがもレスキューからまだ4ヵ月です。
本当の犬生が開けたばかりです。
今、始まったばかりなのです。
今日は、朝からAちゃんとずっとひゅうがを見て居ました。
Aちゃんは「切なすぎるよね」と。
最後まで、何とか苦しまずに過ごして欲しい。
ただそれだけです。
明日は、ひゅうがの部屋を作ります。
全ての部屋にエアコンが無いので、困っていますが、何とか静養してもらえる場所を確保しようと思います。
フィラリアの闘病について、良いアドバイスを頂ければ幸いです。
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