民主党の小沢一郎前幹事長の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、東京第1検察審査会は15日、平成19年分の政治資金収支報告書にも虚偽記載をしたとして同法違反罪で告発され、嫌疑不十分で不起訴処分となった小沢氏について「不起訴不当」と議決したと発表した。議決は8日付。
小沢氏をめぐってはすでに別の検審で16、17年分の虚偽記載が「起訴相当」と議決され、再度の不起訴処分を受けて検審が再審査している。同じ規正法違反事件で検審の判断が分かれる形となった。