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住宅全壊や床上浸水も…被害広がる西日本豪雨

2010年7月14日(水)23時45分配信 読売新聞

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 西日本を襲った大雨の被害は14日、中国、近畿地方で拡大した。

 死傷者や行方不明者が出た以外にも、福岡県では福智町などで住宅3棟が全壊。一部損壊も計19棟に上った。床上浸水は73棟、床下浸水も287棟を数え、北九州市小倉北区の旦過(たんが)市場は高さ約40センチまで冠水した。

 福岡、山口、佐賀県では一時、計約8万7000世帯の18万人に避難指示・勧告が出されたほか、広島県でも約5万4000世帯に避難指示・勧告が出された。このうち、広島市佐伯区では土砂災害の恐れがあるとして、約250人が福祉施設に避難。主婦伊藤玲子さん(54)は「13日夜は屋根を打つ雨音が気になって眠れなかった。早く雨が上がってほしい」と話した。

 各地で休校や交通機関のダイヤの乱れも相次ぎ、山陽新幹線は徳山―新山口間で上下線とも一時運転を見合わせ、18本が運休。32本に最大3時間6分の遅れが出るなど約2万2600人の足が乱れた。

 各地の気象台などによると、北九州市では10日の降り始めから14日午後3時までの総雨量が562・5ミリに達した。24時間雨量は福岡県朝倉市で224ミリ、広島県北広島町で236ミリとなり、いずれも観測史上最多を記録。長崎県対馬市厳原(いづはら)で282・5ミリ、同県松浦市でも190ミリに達し、いずれも7月の観測史上最多だった。







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