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若者にモテなかった3年物国債「女性にモテる?」広告空振り

 財務省は15日、新たに導入した個人向け国債の固定金利3年物の第1回分を発行した。金利が年0・19%と低く魅力に乏しかったためか、発行額は592億円と伸び悩んだ。若者向けに「国債を持てる男子は女性にモテる?」と異例の広告でPRを続けたものの、空振りに終わった。

 財務省は2010年度に、従来の固定金利5年物と変動金利10年物も合わせた個人向け国債全体で計2兆円の発行を計画。これまでに4623億円を販売しているが、現在の金利水準が続けば達成は難しそうだ。

 09年度の発行額は過去最低を記録しており、財務省は満期が短い3年物の投入で商品の魅力を高め、投資家層を拡大するもくろみだった。

 だが、景気悪化への懸念から機関投資家が安定的な資金運用として積極的に国債買いを進めているため、市場の実勢利回りは低下。利回りを基に設定する3年物の金利も低く抑えられた。

 財務省は利回りの良さをアピールできない分、資産としての安定性を強調。情報誌向けの広告では、結婚相手として堅実な資産運用をする男性を望むとする若い女性の声を顔写真付きで紹介するなど、お役所らしからぬPRを展開したが、効果はいまひとつだったようだ。

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