パソコンの中にはたくさんのプログラム(アプリケーションソフト)がインストールされています。この中にはいったんインストールすると、ずっと同じ状態で使用するものから、インターネットを使って自動的に新しいバージョンにアップデートをするものもあります。
この自動アップデートで新しいバージョンにアップデートしていくプログラムの代表的なものが、「Adove
Reader(旧アクロバットリーダー)」や「MSNメッセンジャー」などです。しかし、パソコンのメンテナンス中などで、誤ってプログラムファイルを削除してしまったり、「システムの復元」を繰り返したりすると、アップデートが実行できなくなることがあります。
これらの場合、「プログラムの追加と削除」を使って問題のプログラムを削除しようとしても、エラーメッセージが出て削除ができなくなっているはずです。そんなときは、強制的にプログラムを削除するしか方法がありません。しかし、手動でプログラムファイルを削除したたけではWindows
のインストーラ(インストール情報を管理しているシステム機能) から削除することはできません。そんなときにWindowsインストーラから削除することができるのが、Windowsのユーティリティ・ソフト「Windows
Installer CleanUp ユーティリティ」です。
★Windows Installer CleanUp ユーティリティのインストール
マイクロソフト社のサポートページ内に、「Windows
Installer CleanUp ユーティリティ」ページがあります。この中にWindows
Installer CleanUp ユーティリティ パッケージがありますので、これをダウンロードしインストールを開始します。
1.英語のインストール画面が起動しますので、[Next]をクリックします。
2. [I accept the License Agreemnet](使用許諾に同意します)にチェックをいれます。
3. [Next] をクリックし、画面を進めていきます。
4. 画面を進めていきますと、インストールが完了しますので、[Finish]を クリックし、画面を閉じます。
これで正常にインストールが完了です。
★Windows Installer CleanUp ユーティリティの使い方
Windows Installer CleanUp
ユーティリティは英語バージョンしかありません。しかし、使い方は簡単ですから心配ありません。
1. Windows のタスクバーの [スタート] をクリックします。
2. すべてのプログラムをマウスでポイントします。
3. 一覧から [Windows Install Clean Up] をクリックします。
4.Windows Install Clean Up のウィンドウが表示されます。
5. 一覧から問題のあるプログラム名ををクリックします。
6. ウィンドウ下部の [Remove] をクリックします。
7. 一覧から削除したいプログラム名が消えていることを確認します。
8. [Exit] をクリックして閉じます。

Windows Install
Clean Upの起動画面
これでWindowsの中に記録されていたインストール情報を削除することができましたので、あらためてアプリケーションをインストールし直してみて下さい。しかし、これでも問題が解決されない場合は、レジストリ内に大きなトラブルがあると思いますので、OSの再インストールなど、他の方法を試すしかありません。
また、今回ご紹介したのはWindowsインストーラの問題に限りますので、通常のインストールとアンインストールには「プログラムの追加と削除」を使って下さい。くれぐれも使い方をお間違えのないようにご注意願います。
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