ハーフマラソン 距離スキーの実力者、世界デビューへ
7月15日10時30分配信 毎日新聞
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札幌国際ハーフマラソン12キロ付近で激しく競り合う(左から)野尻あずさ、加納由理、フロミーナ・チェイエチ・ダニエル=札幌市で2010年7月4日(代表撮影) |
【野尻あずさが2位に入った札幌国際ハーフマラソンの記事、結果】
札幌国際ハーフで、野尻は中盤から先頭に立ち、レースを引っ張った。残り約2キロの上りで先にスパート。最後は経験豊富な加納由理(セカンドウィンドAC)に抜かれたが、積極的なレースぶりが光った。スキー時代の名残で腕振りに力みがあり、上下動の激しかったフォームも大分改善した。それでも、ロスの少ないフォームの加納と並走したことで、「私はまだ雑な走り。勉強になった」と話すなど、向上心は尽きない。
富山県出身。地元の雄山高を経てスキーの名門、日大に進み、力をつけた。03、05年とユニバーシアードに出場。04年の全日本学生選手権では距離5キロクラシカル、10キロフリー、リレーの3冠を手にした。08年春、スキー競技に区切りをつけ、新しい目標探しに没頭した。その中で、純粋に走ることが好きな自分に気づいた。知人の紹介もあり、同年8月、第一生命で陸上人生のスタートを切った。
指導する山下佐知子監督は第一印象について、「ごっつい子が来ると思ったら、細いし、最初から長距離体形。腰も高くてバネもあった」と素材の良さに驚いたという。持久力を要する競技出身だけに、心肺機能は高い。陸上を始めて4カ月で臨んだ08年の全日本実業団対抗女子駅伝では、4区(4.1キロ)で区間4位と好走。今年1月には、初マラソンだった大阪国際女子で2時間29分12秒で8位に入賞と、着実に成長してきた。山下監督は「下半身に柔らかさがある。何より、誰よりも情熱がある」と期待する。
チームメートで、09年世界選手権マラソン銀メダリストの尾崎好美(29)の活躍が刺激になっている。野尻は「これからも脱皮(成長)を続け、世界ハーフでは優勝を目指したい」と意欲的。最大目標のマラソンに向け、飛躍の一年としたい。【井沢真】
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最終更新:7月15日16時18分
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