「 通じるカタカナ英語 2」


「池谷先生のカタカナ英語の法則」


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脳科学者「池谷裕二先生」の「恐いくらい通じるカタカナ英語の法則」からの抜粋です。
脳科学の研究発展を目指し NewYork へ赴任された先生が直面した「言葉の壁」・・・。 研究所で話しかけられたドラゴンの仲間のような「ハゼゴン」という言葉が 「 How's it going ? (How are you ?) 」 だった・・・ことの驚き・・・。その後、カタカナの「ハゼゴン?」がアメリカ人に通じた感激・・・。
今まで日本で勉強していた英語が如何に実用的でなかったことか?如何に「日本的英語発音」が無力なのか?・・・を実感され、遂に「3つの結論」を導き出されました。
(1): 池谷先生はカタカナ発音しか出来なかった。
(2): 池谷先生の発音はアメリカでは通用しなかった。
(3): でも、別のカタカナに置き換えて通じさせる事が出来た。

多くの日本人が直面する「言葉の壁」すなわち「英語発音の壁」がそこにあります。池谷先生がおっしゃいます様に、中学、高校、大学と10年にも亘って英語を「一所懸命(一生懸命?)」勉強してきた日本の方々が外国の人々とまともにコミュニケーション出来ないこの現実。
しかしながら、せっかく10年以上かけて身につけたローマ字アルファベットの「金釘流英語発音」・・・その日本式英語発音から脱出するのは不可能なことでしょうか〜?
大多数の日本的旧式英語教育の犠牲者である「中高齢の方々」にネイティブの発音をマスターさせることなどまさに至難の業であります。たしかに「 R と L 」の違いで「 お米 / rice 」が「 シラミ / lice 」に変わってしまうことは事実です。しかし、会話の中では前後の会話の流れで相手の方は「お米」と「シラミ」を取り違え問題にすることはないと思います。
池谷先生が創られた「 カタカナ英語の法則 」は私を含め特に「中高齢の方々」にとってまさに「目からウロコ」の法則です。この法則を使って「英語発音の壁」を打ち破ろうじゃありませんか? 「難しい英会話発音の本」で舌の微妙な動きを研究するより、この本を買って「新しいカタカナ英会話」を勉強されることをお勧めいたします。

今回は、「中高齢英会話初心者」の方々には「英語発音バイブル」とも言うべきその本の中から特にポイントとなる「カタカナ英語13の法則」を書き出してみたいと思います。(池谷先生の了解なしに書かせて頂く事をお許し下さい。)



カタカナ英語13の法則


法則1: 「 最後の L は ウ 」 の法則 
[ Beautiful ] = ビューレフォウ 


法則2: 「 A は ェア 」 の法則 
[ Animal ] = ェアネモウ 


法則3: 「 ION は シュン 」 の法則
[ Station ] = 「 ステイシュン 」


法則4: 「 最後の T は ッ 」 の法則
[ Difficult ] = 「 デフェカウッ 」


法則5: 「 O は ア 」 の法則
[ Coffee ] = 「 カーフィ 」


法則6: 「 I は エ 」 の法則
[ Business ] = 「 ベゼネス 」


法則7: 「 T は ラ行 」
  [ Capital ] = 「 ケァペロウ 」


法則8: 「 US は エス 」 の法則
[ August ] = 「 オーゲスッ 」


法則9: 「 アー は ウオア 」 の法則
[ Bird ] = 「 ブォァド 」


法則10: 「 最後の アー は オ 」 の法則
[ Paper ] = 「 ペイポ 」


法則11: 「 NT の T は消える 」 の法則
[ Twenty ] = 「 トゥウエニ 」


法則12: 「 W は ダブル U 」 の法則
[ Woman ] = 「 ウゥォムン 」


法則13: 「 タン は 鼻づまり 」の法則
[ Important ] = 「 エンポーッン 」


一口に英語といっても本家の英国英語、アメリカ語、オーストラリア英語、インド英語 等々いろいろな英語がありますよね。
その英語発音もその国独特の形がありますのでこの法則がすべての英語に当てはまるわけではないと思いますが、映画、野球放送等、私たちの耳に入ってくる英語は圧倒的に「アメリカ英語」が多いです。 私たち、英語を習得したいと考えている人たちの「最終目標?」はハリウッド映画を字幕なしで理解することだと思うんです。即ち、「アメリカ英語を理解する事」が目標になっています。ですから、この法則は私たち多くの「英会話初級者」にとって「絶対役立つ英語発音法則」、しかも「カタカナで発音できる英語法則」としてとても有難い本です。「カタカナで英会話を勉強できる」なんて元気が出てきますよね〜。


「 恐いくらい通じる・カタカナ英語の法則 」
講談社 [ Blue Backs ] 池谷裕二著: CD付きで1000円。
ぜひ、書店でお買い求め下さいね〜。


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