広島県内で路線バスを運行する事業者が連携し、小学生以下の子どもを対象に、夏休みの土日曜日とお盆を乗り放題とする共通切符を20日から売り出す。千円券と高速バスも対象に加える2千円券の2種類。都道府県単位では初の試みという。
名称は「ひろしま探検きっぷ」。県内で10台以上の車両を保有する路線バス全16事業者が企画した。24日から8月31日までの土日と、8月13〜16日のお盆の計14日間を利用期間にする。
千円券は、16事業者の県内発着の全路線が期間中、乗り降り自由。庄原市など一部地域のコミュニティーバスも乗車できる。2千円券は、広島市―福山市間の「ローズライナー」など県内の都市を結ぶ高速バスも乗り放題。ただ、広島空港(三原市)のリムジンバスは対象外となる。
各事業者は、夏休みの思い出づくりに一役買い、将来の「お客さん」づくりにつなげる考え。
乗車券にはスタンプラリー用のシートも付く。観光施設など50カ所でスタンプを集めれば抽選で旅行券などが当たる。同探検きっぷは各事業者の窓口のほか、広島バスセンター(中区)などで販売する。問い合わせは各事業者か県バス協会=電話082(261)3238。
【写真説明】20日から売り出される「ひろしま探険きっぷ」
|