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「対日戦勝記念日」法案、ロシアで可決
ロシア上院は14日、日本が第2次世界大戦の降伏文書に署名した9月2日を、ロシアの記念日にする法案を可決した。北方領土の占有を正当化する作業の一環とみられている。
インターファクス通信によると、ロシア上院は14日、9月2日を「第2次世界大戦が終結した日」とする法案を出席者ほぼ全員の賛成で可決した。
旧ソビエトは、終戦の直前である45年8月9日に、日本との不可侵を決めていた「日ソ中立条約」を一方的に破棄して侵攻、日本が45年8月15日に降伏した後に北方領土に入り、今日まで占有している。
この法案には、第2次世界大戦の終わった日を8月15日ではなく、日本が降伏文書に署名した9月2日とすることで、北方領土の占拠を正当化する狙いがあるものとみられる。法案には政府も賛成しており、2週間以内にメドベージェフ大統領が署名し、成立・発効する見通し。
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