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【サッカー】J1再開 鹿島2位浮上2010年7月15日 紙面から W杯による中断から約2カ月ぶりに再開。アジア・チャンピオンズリーグのため未消化だった試合を行い、史上初の4連覇を狙う鹿島が湘南を振り切り、名古屋を抜いて2位に浮上した。 川崎はW杯日本代表の中村憲と稲本が先発したが大宮のゴールを割れず、G大阪−京都とともに引き分けた。勝ち点16同士の対戦はC大阪が大量5点を挙げて広島に完勝し、6位に上がった。 W杯による2カ月の中断も、日本代表DF内田篤人の海外移籍も、Jリーグ3連覇中の王者・鹿島は問題にしなかった。 「ああいう戦い方をするチームもあるが、しっかりゴールを取れて、勝てたことはよかった」と小笠原主将が話したように、序盤から相手が引いて守りを固めたが、前半9分、2列目から飛び出したMF野沢が冷静に右足で決めて先制。リーグ中断を挟み、4試合連続となる野沢の得点が決勝点となり鹿島は名古屋を抜いて2位に浮上した。 中断期間中に日本代表DF内田がドイツ1部シャルケへ移籍。空いた右サイドバック(SB)に従来左SBの新井場、左SBにジウトンが入る新布陣のDF陣は、冷静に湘南の攻撃に対応し、決定機をつくらせなかった。「このクラブは優勝を義務づけられている。3連覇ではボクの評価も上がらなかった。また、タイトルを取ることで、クラブに恩返しがしたい」とDF岩政はキッパリ。内田移籍直後の試合も白星で飾ったディフェンディング王者が、J史上初の4連覇へ向けて再び加速し始めた。 (相原俊之)
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