11日投票の参院選比例代表の県内得票は、民主党が29万4195票で33・35%を占め、前回の2007年参院選に続いて第1党となった。自民党は25万3382票で、得票率は28・72%。民主党とは前回の6・06ポイント差から4・63ポイント差に縮めたが、2位に甘んじた。
3番手は公明党で13万3665票(得票率15・15%)。第三極として存在感を示し、改選ゼロ議席から10議席と躍進した、みんなの党が8万1121票(9・20%)で続いた。
自民党を離党した園田博之衆院議員(熊本4区)が幹事長を務める、たちあがれ日本は1万7839票(2・02%)で8位だった。
民主党は消費税をめぐる菅直人首相の発言などが影響。目標としていた45万5000票の約65%の得票にとどまり、07年参院選の34万5458票も下回った。
対する自民党は、熊本選挙区で当選した現職の松村祥史氏陣営が公明党の支持組織・創価学会と比例票とのバーターで協力。目標に掲げた35万から40万票には遠く及ばなかった。
熊本選挙区に新人を擁立した共産党は2万8662票(3・25%)。民主党と連立を組む国民新党は2万4262票(2・75%)、連立を離脱した社民党は2万2399票(2・54%)だった。(楠本佳奈子)
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