私は南伊豆町の弓ヶ浜海岸前でログコテージ貸別荘を経営している森本均(1961年生まれ)です。ここ数年、夏の海水浴客の減少により、弓ヶ浜周辺の宿泊施設や飲食店は毎年売上が減り続けており、このまま行けば弓ヶ浜、南伊豆町、そして伊豆半島の経済基盤が先細りとなり、これまで以上に過疎化が加速されるのではないかと思っています。
これだけ美しい大自然が残っている伊豆半島をどうやって100年後も同じ状態で保存していくのか?
もうこれ以上、伊豆半島をコンクリート漬けにはしたくはありません、ではどうしたらいいのか?そんなことを考えながら、私の趣味である自転車ロードバイクで伊豆半島を10、000km走り回って気がつきました。
相模湾と駿河湾にはさまれた長大なリアス式海岸線、天城山系を中心に森の精霊たちが棲むヒルクライム、、、
伊豆半島はロードバイクにとって宝の山だったのです!私が走り回った10,000kmの中で、特に走りやすく感動的だった道路を厳選して連結した140kmコースを、敬意と感謝を込めて「ツール・ド・南伊豆」と命名いたしました。南伊豆町、下田市、河津町、伊豆市、西伊豆町、松崎町、伊豆半島の2市4町をつらねる黄金ロードです。
ロードバイクで伊豆半島を町おこしできないか?
自転車乗りの、自転車乗りによる、自転車乗りのためのツール・ド・南伊豆、ツール・ド・フランスがプロの世界一を決めるレースなら、ツール・ド・南伊豆は志ある自転車乗りが世界一集まる祭典にしたいと思っています。
2009年11月7日にテスト的に開催した「プレ・ツール・ド・南伊豆2009」は、大会運営やエントリー募集広告などについて、初歩的なミスが重なり、厳しいご批判を頂戴いたしました。このことで、わたしたちの準備活動を一時凍結していましたが、前回のミスを一つ一つ解決しながら、第1回【ツール・ド・南伊豆140km】を2011年に開催するための準備を、再開することにいたしました。
下田港にペリー黒船がきてから150年、もう一度「伊豆下田」という地名を世界に押し出したい!
そんな気持ちから社団法人ツール・ド・南伊豆を立ち上げた「初心」に戻って、今後もよりいっそう努力を積み重ねて参りたいと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。
一般社団法人ツール・ド・南伊豆
代表理事 森本均
2010年7月1日
設立日より1年後にて