定型発達者もつらい…かな?

花風社・浅見淳子のブログ

温泉とお勉強会

2009-09-13 07:40:32 | 日記
箱根に行ってきました。
箱根ガラスの森美術館でキラキラしたものをたくさん見ました。
キラキラ好きの自閉っ子をお持ちのご家族、あそこはいいですよ〜。
写真はガラスでできた滝です。

その後、宿へ。箱根もずいぶん安くなりました。
バブルの頃は箱根の宿って、海外行くより高かったりしたけど、今では東京でイタリアン食べるより安い食事と宿泊のパックもあります。
それでも結構立派な旅館。温泉に入ってまったりしました。
夕食も小さいアワビまでついていて感動。

国立公園の中をお散歩。空気がいいし、鳥の声が耳に優しい。
いつも我が家から小さく見える山(含富士山)が
大きく見えてびっくりしました。当たり前なんだけど。

二日目は温泉入ったあと、芦ノ湖で海賊船に乗り、その後、「箱根駅伝ミュージアム」というディープなミュージアムへ。
お正月には必ず見ますね、箱根駅伝。
うちの両親はよく、旗振りに行きます。
様々なヒーローが生まれ、様々なドラマがあったのを、思い出しました。

そのまんまロマンスカーで新宿へ。
ジムで40分だけジョギングし、大急ぎで臨床心理士の方々のお勉強会にジョインさせていただく。
このお勉強会の話は、とても興味深かったのでまた後日ブログに書きます。
名医と名高いお医者様にご紹介いただきました。

そして今日から秋場所!

私の手元には今、二日分の切符があります。
へへへ。
遠くから来るお友だちと近くに住んでるお友だちと
二回行くことになっちゃった。
へへへ。

今日はまじめに仕事しますよ。原稿がありますから。
四時までね。

日本相撲協会さん、
東関脇になったのにいきなり琴欧州ってどういうことですか>稀勢の里の割。
何しろ合口の悪い相手。今日初日は難しいかもしれません。

ともかく、こうやって仕事と遊びをフルに両立できるのも
丈夫にできているからだと思うんです、私。
体力のない人、疲れやすい人は社会人やるのに不便だろうな・・・
これが「自閉っ子」シリーズの原点の一つかもしれません。

というわけでケータイ番号ご存知の皆様、今日から本場所です。
午後四時以降は電話通じませんのでヨロシク!
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自閉の神様お泊りになる

2009-09-11 09:35:55 | 日記
水曜日、どうやら自閉の神様は前夜我が家にお泊りになられたらしく(夕食はすきやき)
朝もまだ私のそばにおいでだった。
午前中原稿がはかどり
午後はすてきなメールが来た。
企画の持ち込み。
「これ、いい!」ってメールの本文を読んだだけでピンとくるような企画。
急いで添付ファイルを開く。

今までうちであまりやったことのないような企画だけど
料理の仕方に工夫がいりそうだけど
だからこそ、やりがいがありそう。

おまけに「ひも付き」じゃない。
つまり、どっかの医者とか教授とかがえらそうに持ってきたものじゃないので
意味のない解説の押し売りもなし。
好きに本作れる。好きに作れるって私にとってとても大事なことなのね。
口出しされるのキライなの。B型だし、零細企業のオーナーだからね。
身銭切って会社やってるんだから自分が納得しなきゃ気がすまないのは当たり前。
サラリーマン編集者の方々ほど従順じゃないのは当たり前。

早速相手の方と電話で話す。
楽しいエピソードをお聞きし、ケータイ番号を交換。

自閉の神様、またまたいい企画とめぐり合わせてくださって
ありがとうございます!
そして花風社を選んでくださった著者の方
ありがとうございます!

自閉の神様がお帰りになるころ
お相撲の神様が国技館の土俵に降臨なさいます。
日曜日から秋場所だ!

新しい本と新しい出会い。
また飛行機で飛びそうな流れになったので
ANAキティちゃんです。
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自閉の神様降りてきた

2009-09-10 09:10:11 | 日記
火曜日、朝から考えに考えていた。
新しい本のタイトル。
あれこれ考えて紙に書いてみるが、ぴんと来ない。
自閉の神様が、降りてきてくださらない。

タイトルとかキャッチコピーを作るのって
「これだ!」と思うのが降りてくると、一秒で終わる仕事。
でもダメなときはどれだけ時間かけてもダメ。
頭に浮かぶものを書き起こしてみても、わかるのは「これじゃない!」ってことだけ。
自閉の神様が頭上からささやくの。
「まだまだだね」って。でも降りてきてくださらない。

煮詰まってもだめだ、と思って
方々に電話したり。
ゲームしたり。
新聞読んだり。
歩いたり。
合間に通常のお仕事。
その間もずっとずっと考える。

夕方、カフェでアールグレイのアイスティーを飲んでいたときだった。
「これだ!」っていうものが浮かんだのは。
そういうときに限ってPCを持っていない。
あわてて紙ナプキンに大相撲キティちゃんボールペンで書く。

これだ! これだ! これだ!
題がわくとキャッチコピーもわいてくる。
フシギなことに、いっつもセットで頭に浮かぶんだ。
脳みそってどうやら、そういう風にできているのね。

急いで家に帰り、紙ナプキンを失くさないうちにPCに記録。

あああ、よかった・・・。

いい本になりそうだ!
タイトルが決まると、ずしりと自信がわいてくる。

今日は大宰府で見つけた菅原道真公キティちゃん。
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不必要な解説は不必要

2009-09-09 08:45:02 | 日記
時々お医者様とかから
「自分の患者(クライアント)の○○さんの本を出してくれ。自分が解説書くから」というオファーをいただく。

そういうお医者さんは別に、花風社の役員でも株主でもない。
うちのスポンサーでもない。
私にとってはどっかの知らないおじさん(おばさん)だ。

どっかの知らないおじさん(おばさん)が
企画を持ってきてくれるのはかまわない。いい企画だったらありがたい。
でも解説が必要かどうか、必要だったら誰に頼むか決めるのは私。
勝手に他人に決められる筋合いのものじゃないんだけど。

よってこういうとき、私は朝青龍モードになってはっきり申し上げる。
「解説、頼んでないです」

世の中にはまったく意味のない、文章の下手な、ただ有名だっていうだけの人の解説を載せた本がありますね。
頼まれた有名人のほうも、やっつけ仕事だって見え見えみたいな解説。あんたろくに本文読んでないでしょう、みたいな心のこもらない解説。
ああいう本は、編集者が歯向かわないことで生まれるんだろうね。
私は作りたくないです。ああいう「ないほうがマシ」な解説のついた本。

こういう本作る編集者に一言。
そんなんで本が売れるほどこの商売甘くないと思います、私は。
有名人の解説つけたら売れるってね、十年前に終わった話だと思いますけど。
そんな解説につられるほど今の読者は愚かじゃないですよ。

ちゃんと原稿仕上げた著者や訳者を平気で何ヶ月も待たせるおえらい解説者。
こういう人って全然世の中わかってないんでしょうね。
本を出すには著者訳者(本が出ないとお金が入ってこない人たちね)、仕事がストップしてしまう印刷所の人、営業の人、流通の人、色々な人を巻き込んでいることがわかっていなくて、ただ自分が忙しがっているだけ。
そもそもいくら忙しくても、それだけ文章書くのが苦痛だなんて、要するに「書けない人」なんじゃないの?
他人の入金数ヶ月遅らせてるっていうことがわかってるかね?

とワタクシは思いますので不必要な解説はつけません。
ま、考えは人それぞれっていうことで。

今日は岡っ引きキティちゃんです。銭形平次かな?
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名医の条件

2009-09-07 09:05:30 | 日記
名医っていうのは普通、「治せる人」「事態を改善できる人」のことを言う。

でもまだ未開拓時代にあった発達障害業界では違った。
「診断できる人」が名医になっちゃってた。
本人のQOLが上がらなくても
患者が他人に迷惑をかけているのに何も手を下せなくても
診断できるというだけで名医。

「こういう状態が早く変わるといいですね」

って色々な人に言っていたら、「この人は本当に患者さんを取り巻く事態を改善できるよ」というお医者様にご紹介いただけることになった。

今週、初めてお会いできる。楽しみである。
今の発達障害業界に必要なのは
診断だけして、あとは患者がどれだけ他人の人権を蹂躙してようと手をこまねくしか能のない人じゃない。
本人と周囲の人のQOLを上げられる人だ。
そういう段階まで、やっとたどりついたんじゃない?

龍に乗ったキティちゃんです。
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