2009年03月31日(火)
県文化賞特別賞表彰式で、中沢さんたたえる
県は三十日、県庁で県文化賞特別賞の表彰式を行い、横内正明知事が、米アカデミー賞で最優秀外国語映画賞に選ばれた「おくりびと」のプロデューサーで南アルプス市出身の中沢敏明さん(62)に賞状と記念品を贈った。
横内知事は「プロデューサーは縁の下の力持ち。企画や製作の全般にわたり大切な役割を担うと聞く。県出身者であることを誇りに思う」と功績をたたえた。中沢さんは脚本家の妻・貴久美さんとともに出席。「アカデミー賞の表彰式出席はほかに譲ったが、今回はぜひ出席したいと思った。やはり山梨のDNAがある」とお礼の言葉を述べた。
表彰式後の会見で、中沢さんは「実家で暮らす母親や旧友たちが受賞を喜んでくれた。ふるさとからの賞は特別」と喜びを語った。また「鰍沢町の廃村に興味がある」と、山梨を舞台にした映画製作にも意欲をのぞかせていた。
(写真)横内正明知事から賞状と記念品を授与された中沢敏明さん(左)と妻・貴久美さん=県庁
【山梨日日新聞社 3月31日掲載】