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【静岡】

EM団子1万個で浜名川の浄化作戦 19日に投入、市民参加を呼びかけ

2010年7月13日

「川の汚れをきれいにして魚を戻そう」

1万個を目指して団子作りに精を出す県EM普及協会EM倶楽部の会員ら=湖西市新居町内山で

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 EM(有用微生物群)を活用して海・河川の浄化活動を推進しようと、湖西市の県EM普及協会EM倶楽部(田村喜美代表)は「海の日」の19日、湖西市新居町の浜名川で浄化作戦を計画。川に投入するEM団子1万個と米とぎ汁EM発酵液2300リットルを11日に完成させた。同倶楽部では「川の汚れをきれいにして魚を戻そう」と一般市民の参加を呼び掛けている。

 NPO地球環境共生ネットワーク(U・ネット、東京都)が19日に全国各地で計画している「EMで海・河川の浄化作戦」に呼応して開催。同倶楽部は昨年9月に第1回伊勢湾・三河湾浄化大作戦に参加。三重・愛知両県の約120団体、県民3000人とともに5万個を超えるEM団子を投入した。

 世界各国でもEMを使った浄化活動は盛んで、東南アジアのマレーシア・ペナン州では、昨年8月8日に120万個のEM団子を州内のケリアン川に投入、大量の汚泥が消失し大きな効果を挙げた。U・ネットでは今年10月に名古屋市で開催の生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で活動状況を展示予定だ。

 県EM普及協会EM倶楽部は、湖西市と新居町のEMグループの統合後初のイベントとして浄化作戦を展開。EM団子1万個を目標に会員らが5月24日から湖西市新居町内山のEM工房で手作りを進め、11日に会員9人で計1万個を完成させた。併せて米とぎ汁発酵液も2300リットル(ペットボトル1150本分)作った。19日午後3時から湖西市新居町の市老人福祉センター南側の浜名川に架かる「ふれあい橋」に集まり、参加者が投入する。メンバーら100人が参加予定で、市民にも当日参加を呼びかけている。

 問い合わせは同倶楽部の田村代表=電053(594)1428=へ。(堀内孝義)

 

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