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朝日は伸びる企業? アエラ“手前ミソ”に猛抗議した光文社

週刊文春7月 8日(木) 12時12分配信 / 国内 - 社会
『AERA』(朝日新聞出版)七月五日号に、ある謝罪・訂正文が掲載された。

〈6月21日号「伸びる企業 縮む企業」の記事で、(中略)実際には経費削減が3割という事実はなく、また光文社の赤字は「2期連続」で、希望退職者の募集数は、より正確には「社員の16%」でした。お詫びし、訂正します〉

 ことの発端は、二週前の号の十ページにわたる特集記事。

「トップアナリスト16人に聞く 20業種100社の5年後」として、各業界の「伸びる企業」と「縮む企業」を編集部が独自にチャート化して掲載したものだった。

 この内容にすぐに反応し噛(か)みついたのが、光文社。

「特集の冒頭の〈出版〉部門で、『光文社は経費を三割削減しても四期連続の赤字』、『社員の約二割にあたる五十人の希望退職を募集した』と間違って書かれた上に、小学館とともに『縮む会社』だと名指しされた。さらにフンパンモノだったのは、続く〈新聞・放送〉部門でした」(光文社関係者)

 そこでは、〈全国紙は読売、朝日を中心に2社体制に再編・統合される〉と堂々と朝日を「伸びる企業」に予測。

「最近朝日新聞が、大幅なボーナスカット、そして全マスコミ憧れの待遇の大リストラをしたのは有名な話。なのに自分のところは棚にあげて、平気で自画自賛する。光文社内でも『なんだコレは!?』との声が多数でした」(同前)

『AERA』関係者もこうこぼす。

「手前ミソの記事で、業界で個人的な付き合いだって多いのに、これはちょっとマズイんじゃないかという声が内部にありました。しかしあくまでもアナリストの予測ということでしたので……」

 謝罪訂正が載った号の発売日、光文社では総務部より社内ネットに掲示があった。

〈『AERA』記事に関して

 記事中の光文社に関する記述に複数の重大な誤りがあったため、発行元の朝日新聞出版に対し厳重に抗議のうえ、記事の訂正と謝罪を求めておりました。結果(中略)掲載されましたので、お知らせいたします。取引先や取材先等社外関係者の方からこの記事に対する問い合わせがあった場合には、この件も申し添えていただけますようお願いします〉

 生き残るのはどっち?

(週刊文春2010年7月15日号「THIS WEEK マスコミ」より)

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  • 最終更新:7月 8日(木) 12時12分
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