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筧利夫「僕の中では一生生きている」

 つかこうへい氏について語る筧利夫
 つかこうへい氏について語る筧利夫

 作家のつかこうへい(本名金峰雄=キム・ボンウン)さんが10日午前10時55分、肺がんのため千葉県鴨川市の病院で死去した。つかさんが手がけた舞台「広島に原爆を落とす日」(8月6日スタート、東京・渋谷のシアターコクーン)に出演する俳優・筧利夫(47)が12日、都内で会見し、ショックをこらえ「僕の中では一生生きている」と、天国のつかさんに好演を誓った。

 筧は、90年の舞台「飛龍伝」以来、つか作品にたびたび出演し、劇団員と一緒に焼き肉を食べるなど交流した。「プライベートで女性と話したことを、すぐに口立てされて、テレパシーだと思った。口立ては天才だからできる。つかさん以上の人は現れないと思う」と故人をしのんだ。

 つかさんが亡くなった10日には「広島に‐」の出演者、スタッフの顔合わせの日。全員がつかさんの回復を願い、けいこがスタートしたばかりだったという。同作品で女優デビューを果たす仲間リサ(27)は「天国から“よく頑張った”と声をかけていただけるよう、力の限りを出し尽くします」とコメントした。






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