大相撲の野球賭博事件で、警視庁組織犯罪対策3課は12日、賭博開帳図利の疑いで、野球賭博に関与していた元大関琴光喜の自宅=千葉県松戸市=と、所属していた近くにある佐渡ケ嶽部屋を家宅捜索した。
元琴光喜は、阿武松部屋の元幕下力士(34)や床山(29)を通じて野球賭博をしたことを認めており、元大嶽親方(元関脇貴闘力)とともに日本相撲協会を解雇されている。
組対3課は、元琴光喜と元大嶽親方の野球賭博は賭け金が多く、常習性も高いとみて、賭博容疑での立件を視野に捜査を進める。
組対3課は7日、野球賭博に関与した力士らが所属していた相撲部屋などの一斉捜索を開始阿武松部屋や時津風部屋、大嶽部屋などを家宅捜索し、携帯電話などを押収している。
(2010年7月12日)