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元朝青龍、知人への傷害の疑いで書類送検

 大相撲の元横綱朝青龍(29)=本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ、モンゴル出身=が初場所中に泥酔し乗用車内で知人男性に暴行したとされる問題で、警視庁が傷害の疑いで元朝青龍を書類送検したことが12日、捜査関係者への取材で分かった。

 元朝青龍は10月3日に両国国技館で引退相撲の開催を予定している。元師匠の高砂親方(元大関朝潮)は「起訴されたら中止ということも考えなくてはいけないだろうけど、決まっていない」と影響を懸念したが、警視庁は処分を東京地検に委ね、起訴は求めない「しかるべき処分を求める」との意見を付けた。現時点では起訴から引退相撲中止に追い込まれる可能性は低そうだ。

 この日から引退相撲の入場券販売が始まったが、元朝青龍のマネジャーは「予定通りやります」と実施へ自信をにじませた。

 母国モンゴルの祭典「ナーダム」見物のため、元朝青龍は帰省中。千秋楽(25日)の高砂部屋打ち上げに参加する計画もあったが、高砂親方は「混乱を招くといけない」と来場させない方針だ。

(2010年7月12日)





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