連勝を34に伸ばし支度部屋で笑顔をみせる白鵬=愛知県体育館(撮影・保田叔久)
「大相撲名古屋場所2日目」(12日、愛知県体育館)
横綱白鵬が、軽々と自己新記録を樹立した。栃煌山が一度突っかけ2度目で立つと、すぐさま右四つ、左上手の万全の体勢に持ち込み、一気の寄りで退けた。「いつも通りの相撲だったんじゃないですか」と、涼しい顔で横綱相撲を振り返った。
初場所14日目からの連勝は「34」まで伸び、昨年マークした自己記録を塗り替えた。心境を問われると「場所が場所なんでね」と一瞬複雑な表情を見せたが、「自分の記録を新しくしたということだし、喜ぶべきだよね」と笑みをこぼした。
このまま勝ち続ければ、3日目に朝青龍の35連勝、13日目に大鵬の45連勝に並ぶ。さらに15日制では初となる3場所連続全勝優勝の偉業もかかる。「この2日は体と心が一つになっているんじゃないか」と、連勝継続に自信を見せた。
(2010年7月12日)