タリーズ松田氏が東京最後の議席／参院選

　みんなの党東京選挙区候補、タリーズコーヒージャパン創業者松田公太氏（４１）が当選した。最後の１議席をめぐり共産党候補と激戦となり、午後１１時過ぎには陣営から「Ｗ杯決勝（１２日午前３時半）までのつなぎか？」との声も。午後１１時半、当選確実がＮＨＫで流れた瞬間、松田氏が満面の笑みで都内の選挙事務所に現れ、バンザイした。

　松田氏は「やることはやったので、落ち着いて待っていました。目をつぶっていた瞬間に（テレビで）当選確実が出て自分の目で見ることができなかった」と苦笑い。選挙戦では「日本の営業マンになる」と宣言しており「ベンチャー仲間も多いですし、どの企業が伸びるか経験から分かるので、世界を飛び回っていい企業を誘致したい」。また、消費税１０％議論については「僕も起業して消費税がアップした時に苦労した。苦しかった。景気が悪いときには減税」と話し、イケメン実業家から早くも政治家の顔になっていた。

　［2010年7月12日9時51分　紙面から］