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【記者コラム】鬼の洗濯岩(報道部)

(2010年7月13日)

 口蹄疫問題では宮崎市の建設業者も消毒や埋却作業などで活躍している。

 市内外の消毒ポイントでは毎日100人以上が立ち、運転手に徐行するよう協力を求め、家畜の埋却作業では重機を操った。ただ埋却地の下見ができないまま、重機などを持ち込まなければならないなど苦労もあったと言う。口蹄疫問題は機動力と持続力がいる特異な災害だ。それに比べると、風雨災害はある程度とるべき対応が想定できるが、それでも準備を怠らないようにしたい。今年の梅雨は大淀川の水位が上がる日が多い。都城市では土砂災害に見舞われた。今さら言うまでもないことだが、大規模災害時には社会的な資源の連携が欠かせない。(清)