ゆうパック遅配…なんと26万個も！

　日本郵政グループの宅配便事業「ゆうパック」の配達が遅れている問題で、郵便事業会社（日本郵便）の鍋倉真一社長が４日記者会見し、配達が遅れたゆうパックは１日から４日までに計２６万個程度に上ったことを明らかにした。

　４日中に配達予定の約９５万個でも、約６万６０００個に半日から２日の遅れが出ており、遅れの解消にはあと数日かかる見通し。千葉西（千葉県習志野市）、小牧（愛知県小牧市）、大阪南港（大阪市住之江区）の３カ所の集配拠点を経由する荷物で遅れが続いているという。

　日本郵便は、日本通運との共同出資会社が手掛けていた「ペリカン便」の宅配事業を統合し、「ゆうパック維新」と銘打って１日に再出発したばかり。鍋倉社長は「お客さまへの情報提供も不十分で、深くおわびする」と陳謝。生鮮食品などの配達遅れで利用者から損害賠償を求められた場合、応じる意向を示した。（共同）

　［2010年7月5日2時32分］