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谷亮子氏は閣僚級遊説 新人でも新人応援

 民主党比例代表で出馬した柔道女子の五輪金メダリスト谷亮子氏(34)が3日、京都と神奈川のはしご遊説を行った。これまでの地方遊説は、常に他の新人候補らの応援遊説。自分の選挙に追われる民主党比例新人候補の中でも、他候補の応援遊説回数が突出した形となっている。ロンドン五輪を目指す「二足のわらじ発言」で批判も浴び、陣営は谷氏自身の選挙を心配するが、応援要請は次々と舞い込み、閣僚級の選挙戦となっている。

 谷氏が白いポロシャツ姿で現れた横浜駅西口ロータリーには、人だかりができた。「みなさん、こんにちは。谷亮子です」とあいさつすると、次々に「YAWARAちゃ~ん」の声援が飛んだ。神奈川選挙区から出馬した現職候補の応援。聴衆との握手をはさんで、5~10分程度の演説を2回繰り返した。中身は候補の応援が7~8割、働く女性、母親の支援、スポーツ振興など自身の政策は2~3割程度。演説の最後に「比例区は谷亮子と、よろしくお願いします」と付け足すパターンが定番化してきた。

 この日は京都と神奈川の2候補を応援した。京都駅付近のショッピングモール前では強い雨の降る中、300人近くが、傘の下で演説に聞き入り、握手を求めた。横浜駅では、1000人以上が演説を聞いた。初遊説の5月30日は青森と宮城、6月13日は福岡、佐賀、公示後のファーストサンデーは北海道と山形、同29日には島根、鳥取と、複数の選挙区を分刻みで回る日程もざら。自分への支持を訴える遊説はこれまで2回だけだが、他候補の応援は、すでに17選挙区を飛び回っている。

 横浜駅で一緒に演説した神奈川県連の笠浩史衆院議員も「谷さんはまだ議員ではないが、すでに民主党のスポーツ議連の役員になってもらっている」と“発表”。谷氏は「そうなんですか」と驚いていたが、当選前から議員並みの扱いで、有名新人候補の中でも別格扱いだ。

 ただ、2人区の「2人目の候補」の応援が多く、中には党内で分裂している選挙区もある。応援に入った選挙区でも比例票の実際の動きは未知数だ。谷氏は「できることを一生懸命やるだけです」と笑顔だが、陣営幹部は「他の候補への応援は谷の選挙活動にもなってはいるが、(谷氏自身の)選挙結果が心配になる」と漏らすほどだ。

 それでも応援要請が次々に入るため、最終日までの日程はいまだ調整中だ。この日、陣営は演説後、「谷候補を応援したいと思っていただけたら、投票所に行って2枚目の投票用紙に谷亮子と書いてください」と直接的な念押しを忘れなかった。【清水優】

 [2010年7月4日9時10分 紙面から]


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