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肝っ玉菅さん!伸子夫人が堂々初街頭

 菅直人首相家で、夫に物申す「家庭内野党」を自任する伸子夫人(64)が1日、愛知県安城市で参院選の選挙応援をスタートさせた。ときに菅氏を論破する論客の夫人。「私の仕事は選挙。サミットなんて行ってる場合じゃなかった」と、遊説開始の遅れに焦る「選挙の鬼」の一面をみせた。消費税率引き上げで迷走する夫に助言していることを明かし、取材から逃げ腰の夫とは対照的に、堂々と対応。肝っ玉も菅氏より据わっている?

 選挙のたび、応援依頼が殺到する伸子夫人。ファーストレディー初応援は、愛知選挙区(改選3)で、民主党が2人擁立したうちの女性新人の激励だった。カナダ・ムスコカサミットで外交デビューしたばかりだが、なぜかご不満。「選挙中は、選挙が私の仕事。サミットなんて行ってる場合じゃなかった」からだった。

 カナダでは「家庭では口うるさい有権者の1人」と語ったインタビューが地元紙に掲載され、着物姿も注目された。だが、菅氏の選挙を仕切り、圧勝を続ける伸子夫人に、公示直後の外遊は苦痛だった。「行かないと言ったら週刊誌に書かれて選挙にマイナスになるから、行った」と話した。

 応援先も党任せにせず、要望を伝える。今回は「猫や酒好きの共通点」「次世代の女性」などが理由。JR安城駅前で300人を前にした伸子夫人は、民主党に追い風が吹いていない危機感もあるのか、党を仮設住宅に例え「自民党の家はボロボロだが、仮設住宅には屋根もあるしご飯もつくれる。もう少し住んでみてほしい」と呼び掛けた。

 消費税率問題には触れなかった。報道陣が理由を問うと「毎回同じ話はつまらない。おいおい話そうと思う」と宣言。「社会保障費を削れないなら(税率アップを)考えなきゃならない考えは同じだが、菅には、食料品にはかけてほしくないとかなり言っている。カナダでもかかっていなかった」。サミット中も消費税事情はリサーチしていた。「食料品などを低くとどめる方法もある」と説明する菅氏の発言も、夫人の助言がベースなのだろうか。

 取材時間が短いといわれる夫と対照的に、歯切れよく応対した。「はからずも、でなければ(菅氏は)総理になれなかった」「(政権交代できなかった)“詐欺の女房”を返上できた」と夫を持ち上げるわけでもなし。「選挙の鬼」となった夫人の応援予定は、今後もびっしりだ。【中山知子】

 [2010年7月2日7時31分 紙面から]


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