アメリカで2年間にわたって盗みを繰り返しながら逃亡を続け、その経緯がインターネットで紹介されて注目されていた19歳のアメリカ人の男が、逃亡先のバハマで逮捕され、アメリカ国内では、若者を中心にインターネットで釈放を求める声が高まるなど、再び反響が広がっています。
逮捕されたのは、アメリカ・ワシントン州出身の19歳の男で、11日、カリブ海バハマ沖で、盗んだボートに乗って逃亡しようとしたところを地元警察に逮捕されました。男はおととしから、ワシントン州を中心に住宅に侵入するなどして盗みを繰り返していましたが、航空学校に通った経験がないのに小型飛行機を盗み、独学で操縦して捜査の手を逃れたり、逃亡中、100ドル札を動物病院に置き、「役立ててほしい」とメモを残したりしたエピソードがインターネットで紹介されるようになりました。男は、いくつかの犯行現場に、はだしの足跡を残していたため、「はだしの盗賊」と呼ばれて、若者に人気のサイトでも注目が集まり、逃亡先のバハマでも、はだしのままで連行される様子がインターネットで伝えられました。これに対して「逮捕されて当然」という声が上がる一方、インターネット上では若者を中心に「釈放してあげてほしい」などと同情する書き込みが急増するなど、アメリカ中の注目を集めています。