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2010年07月13日

新型マーチで日光浴?

新型マーチ最大のナゾは「なんでフロントガラスがUVカットガラスじゃないか?」というもの。99万9600円のベースグレード、普通のグリーンガラスなのだった。もちろん運転席と助手席横の窓ガラスも普通のグリーンガラス。グリーンガラスにもUVの透過を抑える効果あるものの、お話にならない差だ。

新型マーチの装備表

「性能の悪いUVカットガラス」を透過する紫外線量を「1」とすれば、フロントに採用されるグリーンガラスで20倍以上。厚さの薄い運転席&助手席ガラスだと40倍以上に達する。フィットのように高い性能持つUVカットガラスと比べると、100倍以上透過。クルマは運転時間が長いため、女性など厳しいです。

ちなみに先代マーチは全グレードUVカットガラスが標準で付く。いや、運転席&助手席横のガラスなんてUVカットだけじゃなく、日光のジリジリ感を抑えてくれるく断熱ガラスを採用。95万8650円で販売されていた特別仕様車『コレット』なんかリアガラスとハッチのガラスにもUVカットを装備していた。

そもそも3気筒より大幅にコスト掛かる4気筒エンジンを搭載し、装備も新型マーチのベースグレードより圧倒的に充実している日本製マーチを95万8650円で販売出来るポテンシャルを持つのなら、重要装備であるUVカットガラスを省くほどコストダウンしまくった新型はタイより安く作れたと思う。

いずれにしろ新型マーチのベースグレードはUVカットガラスの点だけ持っても、女性ユーザーにすすめにくい。というか、この点を明記していない新型マーチの紹介記事って、あまり役に立つバイヤーズガイドじゃないと思う。とうなると推奨グレードはUVカットガラス付きの『12X』以上になります。

これだと122万9550円。ただ「タイ工場だから」という心配は無いかと。厳格な品質管理を行っているし(なかでもディーラー展示車になっている初期ロットは入念にPDIしているだろう)、タイで販売しているマーチと部品レベルまで異なる。タイのマーチ、見たこともないタイヤ履いてました。

ということで122万9550円が安いと感じるかどうか、というあたりで新型マーチの評価は決まるだろう。日本仕様の新型マーチ、7月27日に試乗するので詳報をレポートします。
posted by kunisawa at 10:09 | Comment(3) | 2010年TOP
この記事へのコメント
いつも楽しみに拝見しています。
マーチ
やっぱりと言うか客寄せ・メディア向けの99,9600円
結局見向きもしないモデルですね。
国沢さんの言うようにタイで作っても対してコストダウンには
なっていないような。
まるでプリウスとインサイトのような感じが…。
試乗報告楽しみにしています。
Posted by アンチ本田 at 2010年07月13日 12:11
新型マーチの装備は、価格と共に「微妙」ですね。私が期待し過ぎた事も有りますが
「リッターあたり26km」の燃費も10・15モードでの数値ですし・・・。

まあ、それでも優秀ですが、せめて「JC08モード」で頑張って欲しかったなぁ・・。
Posted by simo at 2010年07月13日 12:22
為替差損を織り込んだ価格設定になっていると感じます。
もともと輸出の円高回避も海外生産の理由のひとつだと思います。でも円高だから輸入車をリーズナブルに提供したいというシビックTypeRのような発想はなく、逆に円安に振れた時のリスクをしっかり価格に織り込んでいるということなのでしょう。
世界企業の戦略としては大正解ですが、日の丸企業の社会的責任という観点からすると、わざわざ日本の雇用機会を逸してまで海外に出て、挙句の果てには日本の消費者は割高な商品をつかまされるという構造になっており、誠に納得いかない気分にさせられます。ゴーン流でいくと、クルマ造りは条件のいい場所を渡り歩くのでしょうね。
創って喜び・売って喜び・買って喜ぶの「三つの喜び」と、現地で売るものは現地で造るという「現地主義」を理念とする宗一郎さんがいたら、何て言うのかな?
「ばっきゃろー、クルマ造りは高給取りのオセロゲームじゃねえ!!」
Posted by アミーゴ5号 at 2010年07月13日 14:15
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