環境省が絶滅のおそれのある野生動物の保護を目的として設置する野生生物保護センターの1つで、海鳥を対象にした施設としては、日本で唯一の施設です。
天売島はウミガラス(オロロン鳥)やウトウなど多くの海鳥の貴重な海鳥繁殖地です。センターでは、天売島の海鳥について調査・研究、ウミガラスの保護増殖事業、環境教育活動などを行っています。
センター展示室には、海鳥の生態や情報がわかりやすく展示されています。体験型の展示も多く、子どもから大人まで、どなたでも楽しめるよう工夫されています。
・ 開館時間/午前9時から午後5時 ・ 休館日/月曜日、祝日の翌日、年末年始 ・ 入場料/無料 |
北海道海鳥センター 078-4116 北海道苫前郡羽幌町北6条1丁目 TEL 0164-69-2080 FAX 0164-69-2090 |
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羽幌は、アイヌ語でハブル(柔らかいところ)からきたとも、ハポロペツ(広大に流れ出る川)から来たとも言われています。資料館では町内で発掘された貴重な化石類の展示や、古代、開拓期、産業活動の様子を展示物と資料などであぶりだしています。
慶長年間から江戸時代にかけて松浦藩の場所制度に組み入れられ、漁場や砂金採集を目的に和人が訪れるようになりました。明治に入ると漁民や全国から農業移住者も集まりだし、人口が急速に増えます。
明治20年代からニシン漁が始まり、浜からニシンが消える昭和30年代までニシンが羽幌を支えていました。また1939年(昭和14年)から羽幌炭坑が本格的に操業し、ピーク時には1000人を越える労働者が働く炭坑に成長しましたが、石炭から石油に転換するエネルギー革命に呑み込まれ、優良炭の埋蔵が確認されながらも1970年(昭和45年)に閉山します。
資料館の産業編には、ニシン漁の時代、炭坑の時代などの隆盛に伝える資料の数々が展示されています。
館内に入ると島の四季を写した大型写真にめを奪われる。世界的な希少なケイマフリの飛び立ちや夕日の絶景など、天売島とびっきりの表情を見つけることができる。また、絶滅に瀕するオロロン鳥のコーナーも。そのた、四季の花や春と秋の渡り鳥、人々の暮らしぶりの写真展示がある
海の宇宙館では、その季節に見られる草花や野鳥、海鳥の情報を記した自然情報マップを無料で貸しだしするる A4サイズマップほ見ながら、そのときの島の見どころをの逃すことなくウォッチングしよう。花や鳥の名前、簡単な生態など、マップがあなたのガイド役だ。また、このマップでクイズウォークを楽しむことができる。
あなたが見た島の自然をマグカップに描き、オープンで焼き付けよう。あなただけのマグカップは旅の記念に最適。焼き付けの時間を含め、制作には1時間以上は見ておいてね。料金は1,800円。
海の宇宙館では野鳥や花をテーマにしたオリジナルグッズを揃えている。他のみやげ屋さんでは手に入らないものも多数。センスが光る逸品をゲットしよう
海の宇宙館裏手に広がる多目的広場には常設の写真展示があるほか、ニシン場当時の漁船などが展示してある。このスペースは今後、島の歴史的展示を充実されるほか、野草園づくりを目指している。ここに置かれたテーブルで飲むコーヒーは最高だ。
海鳥や天売島の森の話など、天売島関連のビデオを収集。悪天候時の利用者が多い。
5月1日〜9月30日(9時〜17時まで)。ただし5月1日から6日および6月1日から7月19日の期間は8時30分より開館し、7月20日から8月20日の期間は7時から開館いたします。
構造 | 構造/ブロック造り・平屋建て 114.6平方メートル |
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収容人数 | 収容人数/最大50名・講座開催時40名受講可 |
設備 | 設備/冷暖房完備・喫茶・グッズ販売・車椅子対応水洗トイレ |
入館料 | 入館料/中学生以上300円(一度入館すると年内は無料で入館できます。 |
<海の宇宙館>
---管理・運営---
有限会社ネイチャーライヴ
078-3951
北海道苫前郡羽幌町大字天売字相影110
TEL.FAX/01648-3-9001
1848年(嘉永元年)米国捕鯨船の船員ラナルド・マグドナルド(24歳)が鷹巣付近に漂着しました。その後単独で利尻島に渡り、松前藩に引き渡されます。松前藩から長崎に引き渡され、密入国者として監獄生活を送りながら役人に英語を教え、7ヶ月後に本国へ帰されます。英語を習った役人は、後の黒船来航の折りには通訳として活躍しました。
道指定有形文化財の旧小納家をそっくり焼尻郷土館として解放しています。明治33年の建造で、外観はモダンな洋風の木造建築が見事です。小納家は石川県出身で、漁業、呉服、雑貨商などを営み、郵便・電信局の許可を受けていました。展示物には小納家の家具や生活用品の他、当時の逓信機器などが残されています。