羽幌

北海道海鳥センター 日本で唯一の海鳥専門施設

環境省が絶滅のおそれのある野生動物の保護を目的として設置する野生生物保護センターの1つで、海鳥を対象にした施設としては、日本で唯一の施設です。
天売島はウミガラス(オロロン鳥)やウトウなど多くの海鳥の貴重な海鳥繁殖地です。センターでは、天売島の海鳥について調査・研究、ウミガラスの保護増殖事業、環境教育活動などを行っています。
センター展示室には、海鳥の生態や情報がわかりやすく展示されています。体験型の展示も多く、子どもから大人まで、どなたでも楽しめるよう工夫されています。

海鳥繁殖地のジオラマ
天売島西海岸にある海鳥繁殖地の崖面をリアルに再現。巣やひなを育てている様子を、海鳥の模型と音響・照明演出により観察できるようになっています。
海鳥の生態
海鳥の生態について、パネルやぬいぐるみ、羽などで紹介しています。五感を使って海鳥の不思議を体感できます。
海鳥の卵の模型
天売島で繁殖する海鳥8種類の卵を、ほぼ実物大・実物の重さで展示しています。それぞれの鳥の繁殖方法について、卵の大きさや数から考えてもらうような構成になっています。
パソコンコーナー
野鳥や天売島の生きものについて調べることができます。鳴き声を聴いたり、クイズに答えたりしながら、子どもから大人まで自然について楽しく学べます。
ウミガラス・ケイマフリ・ウトウの生息状況
それぞれ世界分布や日本での状況、天売島での個体数推移などをパネル展示しています。
海鳥シアター
大スクリーンで天売島に生息する海鳥をテーマにした映像をご覧いただけます。随時上映できますので、スタッフにお申しつけください。
読書コーナー
図鑑・専門書から絵本まで、自然環境に関する様々な本を取りそろえています。ソファーやカーペットに座って、ゆっくりとくつろげる空間です。パズルやかるたなどの玩具もご用意しています。
さえずりや
羽幌町で聞くことのできる旬の鳥たちの声を紹介。『バードボイスペン』という機械を使ってメニューをタッチするだけで鳥の声が聞こえてきます。
展示解説いたします
館内の展示物について、スタッフがご説明をいたしますので、お気軽にお申しつけください。
団体でご利用のみなさまへ
学校の見学会や旅行会社によるツアーなどで来館される場合は、利用目的や年齢などに合わせた団体用プログラムをご用意しています。プログラムをご希望の場合は、事前にご連絡ください。
利用のご案内 お問い合わせ先
・ 開館時間/午前9時から午後5時
・ 休館日/月曜日、祝日の翌日、年末年始
・ 入場料/無料
北海道海鳥センター
078-4116
北海道苫前郡羽幌町北6条1丁目
TEL 0164-69-2080
FAX 0164-69-2090
URL http://www3.town.haboro.hokkaido.jp/seabird/   URL 海鳥日記

羽幌郷土資料館 羽幌、そして二島の歴史に学ぶ

羽幌は、アイヌ語でハブル(柔らかいところ)からきたとも、ハポロペツ(広大に流れ出る川)から来たとも言われています。資料館では町内で発掘された貴重な化石類の展示や、古代、開拓期、産業活動の様子を展示物と資料などであぶりだしています。
慶長年間から江戸時代にかけて松浦藩の場所制度に組み入れられ、漁場や砂金採集を目的に和人が訪れるようになりました。明治に入ると漁民や全国から農業移住者も集まりだし、人口が急速に増えます。
 明治20年代からニシン漁が始まり、浜からニシンが消える昭和30年代までニシンが羽幌を支えていました。また1939年(昭和14年)から羽幌炭坑が本格的に操業し、ピーク時には1000人を越える労働者が働く炭坑に成長しましたが、石炭から石油に転換するエネルギー革命に呑み込まれ、優良炭の埋蔵が確認されながらも1970年(昭和45年)に閉山します。
資料館の産業編には、ニシン漁の時代、炭坑の時代などの隆盛に伝える資料の数々が展示されています。

アンモナイトの化石
白亜期以降の地層が分布する羽幌には、保存の良い化石が多数埋蔵する。
往時の羽幌炭坑安全室
羽幌郷土資料館
[お問い合わせ先] TEL:(0164)62-4519
入場料〜大人210円、高校生以下無料
期間 5/1 〜 10/30

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天売

海の宇宙館 最新情報がつまった天売島ウォッチングの拠点施設

天売島海鳥情報センター「海の宇宙館」
天売島を訪ねたなら、天売島海鳥情報センター「海の宇宙館」にまず立ち寄ろう。海鳥だけでなく花や渡り鳥などの最新情報が入手できる。また、その季節に合わせた自然情報マップが来館者へ無料で貸し出される。それをもってフィールドへ出れば、楽しさも倍増だる入館料300円で何度も入館できるので、施設や自然情報をフルに活用しよう。喫茶コーナーでおいしいコーヒーやハーブティーも飲める。くつろぎの場としてもお勧めだ。

自然写真家 寺沢孝毅の大型写真展示

館内に入ると島の四季を写した大型写真にめを奪われる。世界的な希少なケイマフリの飛び立ちや夕日の絶景など、天売島とびっきりの表情を見つけることができる。また、絶滅に瀕するオロロン鳥のコーナーも。そのた、四季の花や春と秋の渡り鳥、人々の暮らしぶりの写真展示がある

自然情報のマップの無料貸し出し

海の宇宙館では、その季節に見られる草花や野鳥、海鳥の情報を記した自然情報マップを無料で貸しだしするる A4サイズマップほ見ながら、そのときの島の見どころをの逃すことなくウォッチングしよう。花や鳥の名前、簡単な生態など、マップがあなたのガイド役だ。また、このマップでクイズウォークを楽しむことができる。

ミニ講座で天売島をちょっぴり勉強。
不定期だが、海の宇宙館が閉館する午後5時から30分少々の間、ミニ講座が開かれる。天売島やよく似た環境の海外の島のスライドを見ながら、自分たちの住む地域の環境を考える内容。担当は地元写真家やスタッフが当たる。開催日は電話で確認のこと。5名まとまれば開催してくれる。参加費は1人600円。
双眼鏡やデジタルカメラの貸し出し。
自然観測に双眼鏡があると世界が大きく広がる。断崖の海鳥の表情や足の色まで見分けられる。また、デジタルカメラを持って出かけ、自然写真やスナップ写真を撮ってみてはいかがだろう。海の宇宙館に戻ったら、すぐにハガキサイズにプリントできるる記念写真にしてもよいし、友人や家族に旅の近況をハガキで知らせてもよい。いずれも台数限定。双眼鏡は500円、デジタルカメラは1,800円(プリント6枚付き)で貸し出してくれる。

オリジナルマグカップづくり

あなたが見た島の自然をマグカップに描き、オープンで焼き付けよう。あなただけのマグカップは旅の記念に最適。焼き付けの時間を含め、制作には1時間以上は見ておいてね。料金は1,800円。

自然をテーマにしたオリジナルグッズ

海の宇宙館では野鳥や花をテーマにしたオリジナルグッズを揃えている。他のみやげ屋さんでは手に入らないものも多数。センスが光る逸品をゲットしよう

常設野外写真展示は国内初

海の宇宙館裏手に広がる多目的広場には常設の写真展示があるほか、ニシン場当時の漁船などが展示してある。このスペースは今後、島の歴史的展示を充実されるほか、野草園づくりを目指している。ここに置かれたテーブルで飲むコーヒーは最高だ。

ビデオコーナーで、映像体験

海鳥や天売島の森の話など、天売島関連のビデオを収集。悪天候時の利用者が多い。

閉館時期と時間

5月1日〜9月30日(9時〜17時まで)。ただし5月1日から6日および6月1日から7月19日の期間は8時30分より開館し、7月20日から8月20日の期間は7時から開館いたします。

構造 構造/ブロック造り・平屋建て 114.6平方メートル
収容人数 収容人数/最大50名・講座開催時40名受講可
設備 設備/冷暖房完備・喫茶・グッズ販売・車椅子対応水洗トイレ
入館料 入館料/中学生以上300円(一度入館すると年内は無料で入館できます。

<海の宇宙館>
---管理・運営---
有限会社ネイチャーライヴ
078-3951
北海道苫前郡羽幌町大字天売字相影110
TEL.FAX/01648-3-9001

海鳥図鑑
天売島写真集・書籍
「おろろん 天売島の詩」フォトエッセイ/(北海道新聞社)¥1,800
「オロロン鳥 北のペンギン物語」丸善ライブラリー/(丸善)¥620
「ウミネコ」カラー自然シリーズ/(偕成社)¥1,200
「オロロンチョウの島」カラー自然シリーズ/(偕成社)¥1,200
「羽ばたけ!オロロン鳥」ノンフィクション物語/(偕成社)¥1,200
海と鳥と光のうた「小さな地球」天売島vol.1/(北海道新聞社)¥1,300
空と大地のこえ「小さな地球」天売島vol.2/(北海道新聞社)¥1,300
注文・著者宛メールはinfo@teuri.jpまで

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焼尻

マクドナルドの上陸の地 日本初の英語教師の足跡

1848年(嘉永元年)米国捕鯨船の船員ラナルド・マグドナルド(24歳)が鷹巣付近に漂着しました。その後単独で利尻島に渡り、松前藩に引き渡されます。松前藩から長崎に引き渡され、密入国者として監獄生活を送りながら役人に英語を教え、7ヶ月後に本国へ帰されます。英語を習った役人は、後の黒船来航の折りには通訳として活躍しました。

焼尻郷土館 小納家が遺した文明開化

道指定有形文化財の旧小納家をそっくり焼尻郷土館として解放しています。明治33年の建造で、外観はモダンな洋風の木造建築が見事です。小納家は石川県出身で、漁業、呉服、雑貨商などを営み、郵便・電信局の許可を受けていました。展示物には小納家の家具や生活用品の他、当時の逓信機器などが残されています。

花鳥図鑑

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