谷氏「リーダーシップ取る」当選後も大忙し

　初当選を決めた柔道五輪金メダリスト谷亮子氏（３４）＝民主・比例＝は１２日、党の敗北を受け、改めて１議席の重みをかみしめた。

　前夜は午後８時すぎに当確が出たものの、テレビ出演があり、帰宅したのは１２日の午前３時。１時間ほど横になったが、生後９か月の次男・晃明くんが起き出したため、授乳。母親業をこなして、早朝からテレビ出演や関係各所へのあいさつ回りをした。「皆さん“おめでとう”って握手してくださるので、実感が出てきました」という。

　選挙活動中に２１人の選挙区候補者の応援演説を行ったが当選は７人と寂しい結果に。「皆さん、素晴らしい政策と思いを持っていらっしゃった」。それぞれの政策は十分、理解しており、「当選できなかった方の分まで政治に臨まないといけない」と、決意を新たにした。

　民主党の敗北については、「スポーツもそうだけれど、誰かが強いリーダーシップを発揮しないといけない」と、独自の分析。自身はまだ当選したばかりの身であることは承知の上で、「わたしも国政でリーダーシップを発揮したい」。民主党の比例代表では２番目の得票数（３５万２５９４票）で国会に送り出される責任感をにじませていた。

（2010年7月13日06時02分  スポーツ報知）

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