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◆大相撲名古屋場所2日目(12日・愛知県体育館) 阿武松部屋が野球賭博ショックで全敗スタートとなった。同部屋は幕下力士と床山が仲介役を務めるなど賭博の温床だったことから、阿武松親方(元関脇・益荒雄)と力士7人が謹慎中。2日目を終え、今場所出場した東十両13枚目の益荒海ら12人全員がすべて黒星の13連敗となった。1日も早く白星を挙げ、野球賭博の影を土俵でぬぐい去りたい。横綱・白鵬は東前頭筆頭の栃煌山を破り、自己新の34連勝を飾った。
「負の連鎖」は、この日も続いた。野球賭博による大量謹慎者が出た阿武松部屋。初日に出場した7人の力士が全員、黒星スタートだったが、2日目も6人の力士が出場し、全員が黒星。この日で、名古屋場所に出場できる力士12人が土俵に上がったが、2連敗の十両・益荒海(21)を筆頭に13戦全敗と悪い流れは止まらなかった。
出場者で番付が最も高い益荒海は宝智山の強烈な突きに太刀打ちできず、いいところなく敗れた。「みんな負けてて、自分が止めようという気持ちはあったんですが」と唇をかんだ。
場所前の賭博騒動が影響していることは否めない。阿武松部屋は、部屋の大半が野球賭博に関与したとして一時は部屋全体が謹慎処分となった。関与していない力士は出場できることになったが、師匠の阿武松親方が2階級降格、平年寄の10年間据え置き。力士7人、床山1人が謹慎処分を受けた。
6月30日に先発隊の4人でけいこを始めたが、師匠やほかの力士が加わって本格的なけいこを始めたのは初日まで1週間を切った5日だった。三段目・慶(20)は、けいこ不足に関し「それはない」と否定。益荒海も「雰囲気は変わりない。大丈夫」と話したが、賭博問題の影響でけいこに集中できなかったことは明白だ。
土俵以外の仕事もこなさなければならない。部屋の床山も謹慎のため、力士同士で髪を結っているという。幾多の困難が待ち受けるが、益荒海は「今場所は自分が一番上なんで頑張るしかない。早いうちに勝っていきたい」と前を向いた。大きな傷を負った部屋を元気づける意味でも、出場する力士たちは全力を尽くすしかない。
(2010年7月13日06時01分 スポーツ報知)
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