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「トイチ」金利で生活保護者に貸し付け容疑 2人再逮捕

2010年7月12日22時53分

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 ヤミ金融業を営み、生活保護受給者らに不当な金利で貸し付けていたとして、大阪府警は12日、山口組系暴力団幹部小畑好司(たかし)容疑者(45)=大阪市西区=を貸金業法違反(無登録営業)と出資法違反(超高金利)の容疑で、NPO法人「歩(あゆみ)の会」(解散)元理事杉山二三生(ふみお)容疑者(59)=同市都島区=を出資法違反(同)容疑でそれぞれ再逮捕し、発表した。2人は「10日で1割の利息で貸していた」と容疑を認めているという。

 捜査4課によると、小畑容疑者は大阪府知事の登録を受けずに2008年5月〜今年4月、男女4人に計180万円を貸し付けた疑いがある。また両容疑者は共謀し、4人から法定金利の約2.5倍にあたる計18万円の利息を払わせた疑いがある。借り手の4人のうち女性2人は生活保護受給者で、保護費から利息を払い続けていた。保護申請の手続きなどは杉山容疑者が手伝ったといい、女性2人は「すでに30万円以上返済している」と話しているという。

 両容疑者は60代の知人男性から生活保護費を脅し取ろうとした恐喝未遂容疑で逮捕、起訴されている。

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