幽霊トンネル?

 最近は本当に色々科学とかが解明されていき良い時代になりました。
しかし、まだまだ解明されていない点もあります。
そう。幽霊とか…。
というわけで、じゃぁ幽霊はいるのかな?
ということで大阪の心霊スポットで有名?な
旧生駒トンネルにLonelyClownさんと行ってきました。


 先月、暗峠にアタックしたのでだいたい入り口は知っていました(爆)
幽霊トンネルだけじゃぁつまらないんでまず寄ったところが「石切神社」。
入り口

いやぁ、デカイデカイ。
石切神社はほんとうは石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんんじゃ)と呼ぶそうで…。
ホラ、屋根の上に劔が刺さってるでしょ?
まぁ、本堂の方に向かってみましょう。
本堂

前に見えるのがたぶん本堂です。
石切神社(通称:石切さん)はデンボの神様(=腫れ物の神様)がいるらしいです…。
どうやらお百度がブーム?をよんでるようで老若男女が何かにとらわれたように
お百度参りに熱中していました。まぁそれだけ信仰が厚いのでしょうか…。
で、とりあえず拝みました。
そして幽霊トンネル、旧生駒トンネルに向かうことに…。
神社からトンネルに向かうには参道をひたすら上に登ります。
参道

この参道、面白い(爆)
あらゆるジャンルの商店の激戦区です。
食堂、漬物屋、和菓子屋などなど
でも、一番タチの悪いのが「占い」。神社から石切駅まで何軒見たでしょうか…
しかも多種多様なジャンルを取り扱っていました。
占いをしてもらいたいと思ったら石切神社へ行ってみてはどうでしょうか…?
さらに、この参道の中には大仏があったり
なんか活気あふれすぎていて異色を放っていたような感じでした。
こんな商店街に圧倒されながら着いたのが近鉄石切駅。
駅

近鉄奈良線の石切駅は近鉄東大阪線の新石切駅と違って結構標高が高いところにあります。
もちろん次の駅は新生駒トンネルをヒョイと越えて生駒駅です。
では、お目当ての地、旧生駒トンネルに行ってみましょう。
駅から歩いてすぐ近くです。なんか近鉄の変電所みたいな施設の裏にあるので
すぐにわかると思います。で、つきました旧生駒トンネル。
トンネル

わかるでしょうか?目の前に見える重圧な鉄板があるところがトンネル入り口です。
このトンネルの入り口には孔舎衛坂駅(くさかざかえき)という駅がありました。
ホラ、写真を見るとこの線路後の横がホームになってるんです。
が新トンネル開通のときに廃止された模様です。
ではなぜ幽霊が出るという噂が立ってるのか?
結構このトンネル数奇な運命をたどっているんです。
結構さかのぼります。う〜んだいたい100年くらい前?
大阪〜奈良って近そうに見えて遠いっていうのはこの前の暗峠でわかったと思います。
運輸の技術が発達していくうちにまぁ路線というのが重要になっていくわけですね。
国鉄は大和路線で生駒を迂回していたのですが、
まぁ生駒山を突き抜けてしまえばまぁ近くなるわけですよ。
そこで考案されたのが生駒トンネル。
トンネル

約100年ほど前だから、今みたいな機械はありません。
で、かり出されたのが朝鮮人労働者なのです。
単線くらいのトンネルを掘るだけでも困るのに複線トンネルです。
そして事件は起こりました。
1913年1月26日15時20分頃、作業中トンネル内で落盤事故が発生。
生駒方面の出口から約700mのところで落盤しました。 朝鮮人労働者が約150人トンネル内に閉じ込められました。そして何人かが生き埋めになったそうです。
また、生駒山と言えば霊山として有名です。
そして労働者が白いものが横切ったという噂から始まりました。
しかし、33ヶ月の工事は完了し1914年4月18日に生駒トンネルが開通しました。
全長3388m。今でも長いと感じられる長さです。
トンネル

そして、開通後もいろいろな事件が発生します。
1946年12月24日9時30分頃トンネル内で停止中の奈良発上六行き急行に
後続の各駅停車上六行きが追突。乗客18名が死亡、53人が負傷しました。
1947年4月16日14時15分にトンネル火災。
列車の床下から出火し、車両が全焼しました。 乗客28名が死亡、58人が負傷しました。
1948年3月31日ブレーキ故障事故。
奈良駅発上六行き急行のブレーキがトンネル内で故障し、
また、スピードオーバーでパンタグラフが破損し完全制御不能になりました。
結局暴走列車となり河内花園駅で先行していた各駅停車に激突しました。
乗客49名が死亡。282名が負傷しました。
こう考えると、毎年事故がトンネル内で起こっていたということで
何か怨念でも取り付いていたのでしょうか…?
しかし、1964年にこの生駒トンネルは廃止されました。
なぜかと言うとトンネルのサイズが小さかったからです。
通常の電車が走った場合このトンネルの入り口でつっかえてしまうということで、
新生駒トンネルが開通しました。
ここで皆さん思いますよね?
じゃぁ、トンネル内に侵入したら向こう側まで行くことが出来るって。
結果を申し上げますと、ムリです。
この前の廃線ハイキングとは違って警備状態は抜群です。
トンネル

ちなみに中には監視カメラがあります。
さらにもう一つ理由は実はこのトンネルまだ現役バリバリのトンネルなのです。
ホラ、近鉄東大阪線を思い出してください。
近鉄

この電車もここから一気に生駒山を突っ切るのですが、
トンネルの途中でこの旧生駒トンネルに合流する形になっているのです。
ですからもしこの警備を突っ切っていったら…。どうなるかわかりますよね?
で、トンネルの中はこうなってます。
とんねる

中にもう一枚扉があり、誰も通さなくしています。照明、カメラもありますし
こりゃ中に入ったらポリさんが走ってきますよ…。
でもこのトンネル、すごいですよね。だいたい100年くらいなるのに全然普通です。
で、まだ悲惨な事故があるのですが…。
1964年に一旦幕を閉じた旧生駒トンネル。
しかし、1986年10月1日に近鉄東大阪線が開通し一部トンネル内を共用したため
現役に復活しました。
石

しかし、翌年の1987年9月21日トンネル内で火災が発生。
大阪後発生駒行きの電車が立往生。結局1人が死亡、48人が負傷しました。
鉄道のトンネルでこんなに事故が多発したところは他に無いと思います。
これらの事故があったからなのでしょうか、旧駅には何かまつってありました。
石碑

これからはもうトンネル火災とかの事故が無いようにしてもらいたいです。
トンネル

昼は結構明るくて静かなところなんですがたぶん夜になるとヤバいんでしょうね(爆)
大阪平野

そう、駅からは大阪平野が一望できます。
暗峠は木が生い茂ってるので見にくいのですが、ここら辺界隈は
家が多く、崖っぷちになってるので眺めはいいです。

で、結局この目で幽霊を見ることが出来ませんでした。
っていうかのどかすぎます。寒気なんかしませんでしたね(爆)
私って霊感0デス…。
仕方なく帰ることに。
ということで今日の取材はおしまいです。

かんそう

 結局幽霊は見れませんでしたね。
やっぱり霊能者とかつれて来たら見えたりするんでしょうか…
まぁ、この日はいい天気だったので楽しいサイクリングになりました。
生駒山界隈は結構景色がいいので夜とか行ったら大阪平野がダイヤモンドみたいに見えて
結構感動するんでしょうねぇ。信貴スカとか阪奈とか。
それには横に女の子がいないと…(泣)

あと、名無しのMさん色々情報ありがとうございました。

あ、それと変な顔やら影なんかが写ってたら連絡してください(笑)

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