現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 政治
  4. 国政
  5. 記事

参院選「一票の格差」、最大5倍超 前回より拡大

2010年6月24日21時0分

印刷印刷用画面を開く

このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 今回の参院選の「一票の格差」が最大5倍を超えることが、総務省が24日発表した23日現在の選挙人名簿登録者数でわかった。議員1人あたりの有権者数は、最も多い神奈川県と最少の鳥取県との間で5.01倍となり、前回2007年参院選の4.86倍より拡大した。

 「4増4減」の定数是正を実施した上で行われた前回の参院選について、昨年9月の最高裁判決は、違憲とは言えないとしたものの、格差縮小のために「選挙制度の仕組み自体の見直しが必要」と指摘した。格差がさらに広がったことで、参院選の制度見直しに向けた国会の対応が問われることになる。

 国内の有権者数は、1億440万113人(男性5047万9740人、女性5392万373人)で、3年前より5万7814人減った。3年間で最も有権者数が増えたのは東京都で、最も減ったのは北海道。在外選挙人名簿に登録した人は、11万3794人だった。

PR情報
検索フォーム

おすすめリンク

官僚と記者が育む「黒い友情」の実態を、元外務省主任分析官の佐藤優氏が語った。

「10%を参考」と税率に踏み込んだ菅首相。方針は示したが、詰めるべき課題は多い。

国のムダをあぶり出す「事業仕分け」。仕分けの実相や誤解、批判に著者、枝野行政刷新担当大臣自ら答える


    朝日新聞購読のご案内
    新聞購読のご案内 事業・サービス紹介