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逮捕の少女２人「家族に不満」兵庫自宅放火
< 2010年7月9日 19:06 >
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９日未明、兵庫・宝塚市の住宅で火事があり、ブラジル国籍の女性１人が死亡、２人が重体となった。警察は９日、女性の中学３年の長女（１５）が火をつけたとみて、長女と同級生の少女（１４）を放火と殺人未遂の疑いで逮捕した。２人は「家族に不満があった」と話している。
９日午前３時前、宝塚市の住宅から出火し、この家に住むブラジル国籍の４人家族のうち、３１歳の女性が死亡、同居する男性と９歳の二女が重体となった。
行方がわからなかった長女は、同級生の少女と一緒に少女の自宅に油のようなものをまいているところを発見され、警察に身柄を確保された。２人はそれぞれ包丁を持っていて、警察に対し「親に対する恨みから、お互いの家に火をつけて親を殺そうとした」と話しているほか、「家族に不満があった」と話している。しかし、何に対して不満があったのかなど、具体的な動機はまだ明らかになっていない。２人は普段から、周りの人に両親のしつけの厳しさについて、「親がうざい」などと度々話していたという。
２人は９日夕方、兵庫県警宝塚署から留置先へ移送された。警察の取り調べに対して、２人は言葉を詰まらせながら、動揺した様子で答えているという。また、身柄を確保されたとき、２人は包丁のほかには下着を入れたカバンしか持っておらず、「親を殺した」と泣きわめいていて、事前に計画していた犯行とはいえ、動揺が隠せない様子だったという。
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