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【芸能・社会】

450人が哀悼 「北林谷栄さんお別れの会」

2010年7月12日 紙面から

 4月27日に肺炎のため98歳で亡くなった女優北林谷栄さんの「お別れの会」が11日、東京・新宿の紀伊国屋サザンシアターで開かれ、俳優仲間やファンら約450人が、日本を代表する“おばあちゃん女優”に最後の別れを告げた。所属した劇団民芸が主催した。遺影は15年ほど前に撮影された、頭にリンゴを置いた写真で、生前の北林さんが「何かあったらこれを使ってね」と話していたもの。祭壇も北林さん本人がスケッチし、劇団の美術スタッフに依頼していたという。

 代表作で、最後の舞台出演となる03年3月16日まで448ステージ務めた「泰山木の木の下で」の神部ハナを演じた時の映像が流された。劇団代表の大滝秀治(85)は「民芸創立60年の年に、かけがえのない、大事な大事な人が亡くなった。残った私たちで劇団をしっかり続けたい」と誓っていた。

 

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