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【プロ野球】

巨人空転 2年ぶり4連敗

2010年7月12日 紙面から

中日−巨人 8回表、浅尾を打ち崩せず厳しい表情の原監督=ナゴヤドームで

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◆中日5−3巨人

 やることなすことうまくいかない。巨人が竜に3タテを食らい、2008年以来の4連敗。連続試合2ケタ被安打も球団ワーストをさらに更新する「11」に伸び、1950年広島の「12」に次ぐセ60年ぶりの屈辱を味わった。

 「向こうにはかなり勢いがあるから、しっかり守りたいし、そこを抑えるのも(投手の)大事な役割」

 原監督が悔やんだのは初回の大量失点。連敗がスタートした7月7日の広島戦から毎試合1イニング4失点以上のビッグイニングを許している。

 ただ、オビスポだけを責めるわけにはいかない。確かに2被弾は言い訳無用の失投。しかし、ローテ順ではこの日の先発は中6日の東野だった。中4日のチェンを起用した竜と11勝のエースを温存した巨人。結果論ではあるが、前日までの連敗が最大の誤算だった。

 こんな時こそ援護したい打線も空回り。7回には無死一塁から脇谷、小田嶋、坂本がいずれも初球打ちで外野フライに終わった。中日と同じ10安打を放ちながら、ラミレス、阿部の連続弾以外は三塁も踏めなかった。

 「この3タテで4連敗だっけ? それが現実だし、試合全体を良い肥やしにすることですね」と指揮官。阿部と小笠原は「我慢」と声をそろえ、伊原ヘッドコーチも「まだ大丈夫。打開策? 何もないよ」と解決を時に委ねた。13日からは甲子園で阪神との首位攻防3連戦。G戦士の忍耐力が試される。 (井上学)

 

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