岡部まり氏落選にも「後悔ありません」…参院選・大阪選挙区

大阪で落選し支援者にあいさつする民主党の岡部まり氏

　関西の人気番組「探偵ナイトスクープ」の“秘書役”を捨てて挑んだ初選挙は甘くなかった。大阪選挙区で落選した民主党新人の岡部まり氏（５０）。当選したのは、過去３回と同様、民主、自民、公明の顔触れだった。

　「寸分の後悔もありません」。午後１０時すぎ、大阪市中央区の事務所に入った岡部氏は赤いポロシャツ姿で支援者に向かって気丈にふるまった。

　公示日には「（小沢一郎前幹事長に）口説かれた訳ではない」と“非小沢ガールズ”を強調。２１年間のテレビ出演の知名度を武器にしたが組織戦の前に歯は立たず「今後のことは申し上げられない」と言葉を濁した。

　議席を守った「西の事業仕分け人」民主党現職の尾立源幸氏（４６）は「まだ大掃除は完成していない。１０月には１７０兆円に及ぶ特別会計の事業仕分けが待っている」。岡部氏落選は「２候補擁立は初で苦しかったが多彩な選択肢を広げられた」と前向きにとらえた。

　当選した自民党現職北川イッセイ氏（６７）は「ばらまき施策がいいのか」と民主を皮肉り、公明党新人の石川博崇氏（３６）は「与えてもらったことに深い意義を感じる」と、党が守り続けた５４年間の議席の重みに涙で顔をくしゃくしゃにした。

　一方、落選したみんなの党新人の川平泰三氏（５３）は「党への支持は感じた」と話した。

（2010年7月12日00時34分  スポーツ報知）

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