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民家を改装した相部屋、格安の宿オープン 仙台市中心部
 | 仙台市中心部にオープンしたドミトリー形式の「宮城ゲストハウス 宿や萩」 |
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民家を改装したドミトリー(相部屋)形式の宿泊施設が、仙台市青葉区花京院2丁目にオープンした。低価格なため、宿泊費を抑えたいバックパッカーや外国人から注目されており、オーナーは「東北の観光客誘致にも一役買いたい」と意気込んでいる。
宿泊施設の名前は「宮城ゲストハウス 宿や萩」。相馬市出身で、元自動車部品販売店経営の紺野昌之さん(31)が開いた。築約40年の木造2階の民家を借りて大工の知人と改装し、6月中旬に仙台市から営業許可を受けた。 上下に分かれたベッドが4人分ある相部屋が2部屋と、4人まで泊まれる畳の個室1部屋を用意した。談話室、男女別の共用シャワー、トイレ、自由に使えるキッチンと洗濯機も備える。1泊の料金は相部屋が1人2500円、個室は部屋代で6500円。長期滞在も可能だ。 自炊までできるドミトリー形式の宿泊施設は東北にはほとんどないという。「沖縄や京都、西日本には多く、旅行がしやすい」とバイク旅行が趣味の紺野さん。ビジネスチャンスになると、開業を決意した。 これまでの利用者は一人旅の日本人や外国人で、仙台七夕まつり観光で予約した中国人もいる。米ニューヨークから一時帰国して旅行中に利用した男性ミュージシャン(36)は「仙台中心部に近くて便利。宿泊者同士で一緒に観光できるのも楽しい」と話していた。 世界の安宿を紹介する海外のインターネットサイトにも登録した。 紺野さんは「外国人が日本を訪れにくい理由の一つは物価の高さ。安宿なら費用を抑えられ、観光誘客につながるはず」と話す。 連絡先は宿や萩022(778)8965。
2010年07月09日金曜日
- 宮城

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