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ホテル戦争 仙台夏の陣 新規開業や改装相次ぐ
 | ウェスティンホテル仙台が公開した客室。高層階からの眺めの良さなどをPRする |
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夏の観光ハイシーズンを控え、仙台市中心部でホテルの新規開業や改装が相次ぐ。JR仙台駅東口に近いホリデイ・イン仙台が1日、「ANAホリデイ・イン仙台」としてリニューアルオープンしたほか、来月には高級外資系の「ウェスティンホテル仙台」が営業を始める。中国人向け観光ビザ発給要件の緩和も背景に、外国人も含めた宿泊客の激しい争奪戦が繰り広げられそうだ。
仙台駅東口付近では1日、ホリデイ・インとともに「ホテルレオパレス仙台東口」が新たに開業。6日には仙台駅前の「ホテルメトロポリタン仙台」がリニューアルオープンする。来月1日はウェスティンに加え「ダイワロイネットホテル仙台」も仙台駅東口に開業予定だ。 ホリデイ・インは1日にセレモニーをホテル内で開催。運営会社IHG・ANAホテルズグループジャパンの大屋了三最高執行責任者(COO)が記者会見し「ブランド力とネットワークを生かし、顧客獲得に努める」と意欲を示した。 この日は青葉区一番町の超高層複合ビル「仙台トラストタワー」に入るウェスティンも客室の一部、34階の部屋を報道機関など関係者向けに初めて公開。眺めの良さなどを懸命にアピールした。 国内の「ウェスティン」ブランドを統括する日本スターウッドホテルのロタ・R・ペール日本韓国グアム統括社長は「仙台への進出はチャレンジではなく、エキサイティングな行動。仙台に革新を起こしたい」と生き残りに自信を見せる。 既存施設も巻き込んだ「ホテル戦争」で、当面の集客の狙い目は仙台七夕まつり(8月6〜8日)。1日からビザ発給要件が緩和された中国人観光客への対応も焦点になり、IHG・ANAの大屋氏は「(中国からの宿泊客は)非常に重要なターゲットになる」と強調する。
2010年07月02日金曜日
- 宮城

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